2021年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ) サッカー競技大会が開催されます。
男子が8月14日(土)から22日(日)まで、女子は8月18日(水)から22日(日)まで福井県の各会場で開催されます。
冬に開催される全国高校サッカー選手権大会、今年は記念の100回大会となりますが、その前哨戦となります。
同大会の組み合わせや注目選手・優勝候補などをご紹介していきたいと思います。
U-20日本代表候補に飛び級で召集されたMF松木玖生選手率いる強豪・青森山田高校を軸に展開される大会となるでしょう。
出場校・地区予選の結果は?強豪校・昌平や帝京長岡は予選敗退!
2021年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ)出場校は下記となりました。
地区予選では、昌平高校、帝京長岡高校、東福岡高校、帝京大可児高校、京都橘高校、富山第一高校といった強豪校が敗れる波乱もありました。
高校 | 都道府県 | 予選決勝結果他※一部準決勝 |
旭川実業 | 北海道① | 2対0東海大札幌(準決勝)、3年ぶり出場、プリンスL |
札幌大谷 | 北海道② | 1対0帯広北(準決勝)、2年ぶり出場、プリンスL |
青森山田 | 青森 | 5対0野辺地西、21年連続出場、プレミアL |
専大北上 | 岩手 | 3対2遠野、2年連続出場 |
西目 | 秋田 | 0対0(PK5対4)明桜、2年ぶり出場 |
仙台育英 | 宮城 | 1対1(PK6対5)聖和学園、2年ぶり出場、プリンスL |
東海大山形 | 山形 | 1対0山形中央、22年ぶり出場 |
尚志 | 福島 | 5対0帝京安積、11年連続出場、プリンスL |
鹿島学園 | 茨城 | 4対3明秀日立、3年ぶり出場 |
矢板中央 | 栃木 | 1対0佐野日大、3年連続出場、プリンスL |
前橋育英 | 群馬 | 0対0(PK3対1)桐生第一、4年連続出場、プリンスL |
正智深谷 | 埼玉 | 1対0武南、準決勝で昌平を破り7年ぶり出場 |
流経大柏 | 千葉 | 6対0暁星国際、3年ぶり出場、プレミアL |
実践学園 | 東京① | 3対1駿台学園(準決勝)、3年ぶり出場 |
帝京 | 東京② | 3対2堀越(準決勝)、10年ぶり出場、プリンスL |
東海大相模 | 神奈川① | 2対1横浜創英、2年連続出場 |
相洋 | 神奈川② | 2対1湘南工大附、初出場 |
帝京第三 | 山梨 | 2対1韮崎、3年ぶり出場 |
開志学園 | 新潟 | 1対0日本文理、準決勝で帝京長岡を破り6年ぶり出場 |
高岡第一 | 富山 | 2対1水橋、準々決勝で富山第一を破り4年ぶり出場 |
星稜 | 石川 | 2対0鵬学園、11年連続出場、プリンスL |
丸岡 | 福井① | 5対1福井工大福井(準決勝)、2年連続出場、プリンスL |
福井商 | 福井② | 4対0北陸(準決勝)2年ぶり出場 |
都市大塩尻 | 長野 | 1対0松本国際、9年ぶり出場 |
中京 | 岐阜 | 3対0県立岐阜商、準決勝で帝京大可児を破り2年ぶり出場 |
静岡学園 | 静岡 | 3対3(PK6対5)清水東、3年ぶり出場、プリンスL |
中京大中京 | 愛知 | 0対0(PK4対3)刈谷、3年ぶり出場 |
三重 | 三重 | 2対1三重海星、2年ぶり出場 |
比叡山 | 滋賀 | 1対1(PK3対2)綾羽、初出場 |
東山 | 京都 | 2対2(PK8対7)京都橘、2年ぶり出場 |
山辺 | 奈良 | 2対2(PK5対4)一条、初出場 |
初芝橋本 | 和歌山 | 2対2(PK3対1)和歌山北、4年連続出場、プリンスL |
阪南大高 | 大阪① | 2対1近大付、4年連続出場、プリンスL |
大阪桐蔭 | 大阪② | 1対0興国、5年ぶり出場、プリンスL |
関西学院 | 兵庫 | 1対0報徳学園、53年ぶり出場 |
米子北 | 鳥取 | 6対0米子東、13年連続出場、プリンスL |
立正大淞南 | 島根 | 1対1(PK7対6)大社、2年ぶり出場、プリンスL |
岡山学芸館 | 岡山 | 1対0作陽、3年ぶり出場、プリンスL |
瀬戸内 | 広島 | 3対1崇徳、2年ぶり出場、プリンスL |
高川学園 | 山口 | 4対1西京、2年ぶり出場 |
徳島市立 | 徳島 | 2対0徳島商、7年連続出場、プリンスL |
尽誠学園 | 香川 | 2対0四国学院大香川、17年ぶり出場、プリンスL |
新田 | 愛媛 | 2対0今治東中等教育、2年連続出場 |
高知中央 | 高知 | 2対1高知西、2年ぶり出場、プリンスL |
飯塚 | 福岡 | 2対0筑陽学園、準決勝で東福岡を破り初出場 |
佐賀東 | 佐賀 | 2対1佐賀商、2年ぶり出場 |
長崎総科大附 | 長崎 | 3対0長崎日大、準決勝で国見を破り3年ぶり出場 |
大津 | 熊本 | 4対0秀岳館、3年連続出場、プレミアL |
大分 | 大分 | 1対1(PK5対4)鶴崎工、3年連続出場 |
日章学園 | 宮崎 | 2対0宮崎日大、5年連続出場、プリンスL |
神村学園 | 鹿児島 | 2対1鹿児島城西、4年連続出場、プリンスL |
那覇 | 沖縄 | 0対0(PK5対3)宜野湾、5年ぶり出場 |
インターハイ組み合わせ!激戦ブロックはどこか?
トーナメント表を見ると強豪校が各ブロックに散らばり、ほとんどの強豪校が1回戦からの出場となりました。
インターハイは夏の暑い中、短い期間で試合が開催されるため、優勝を目指すためには1試合でも少ない方が良いと思います。
この影響がどう出るでしょうか。
Aブロック 矢板中央・星稜を中心に展開
頭の抜けた高校はないが、プリンスリーグに所属するチームも多く、どこが勝ち上がってもおかしくないブロックです。
トーナメントに強い矢板中央高校を軸に、勝負強い星稜高校が追う展開でしょうか。
激戦区神奈川県を勝ち抜いた東海大相模高校、福岡県を勝ち抜いた飯塚高校の実力は未知数です。
Bブロック 尚志・神村学園中心に展開
U-18日本代表候補FW福田師王選手とU-17日本代表候補MF大迫塁選手を擁する神村学園高校、U-20日本代表候補DFチェイス・アンリ選手を擁する尚志高校を中心に展開されるでしょう。
1回戦の好カードは、神村学園高校と強豪・昌平高校を破り出場する正智深谷高校の対戦、プリンスリーグ中国で首位争いをする米子北高校と古豪・帝京高校の対戦です。
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Cブロック 優勝候補・青森山田を追う前橋育英
松木玖生選手、U18日本代表候補・宇野禅斗選手を擁する優勝候補筆頭・青森山田高校を軸に、冬の選手権でも優勝経験のある前橋育英高校が争う展開となるでしょう。
前橋育英高は、プリンスリーグ関東でも上位争いを繰り広げており、10番背負うU-18日本代表候補MF笠柳翼選手に注目です。
地元開催のプリンスリーグ北陸所属の丸岡高校がダークホースです。
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Dブロック 優勝候補!プレミアの大津・静岡学園
優勝候補のプレミアリーグWEST所属の大津高校、プリンスリーグ東海で上位につける静岡学園高校を中心にベスト4争いが展開されるでしょう。
大津高校の注目は、10番を背負うU-18日本代表候補・森田大智選手です。
静岡学園で注目は、U-18日本代表候補CB伊東進之輔選手、アズー滋賀で小学生時代に中井卓大選手(レアルマドリード所属)とプレーしたのある10番を背負うMF古川陽介選手です。
最大の見どころは順当に行けば、2回戦で大津高校とプレミアリーグEAST所属の流経大柏高校の対戦が実現するかもしれません。
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インターハイ試合結果!強豪校は順当・波乱?ベスト4決定?
2021年8月14日、ついにインターハイ・サッカーが始まりました。
試合結果を更新していきます。
Aブロック結果 混戦!ベスト4進出へ岡山学芸館vs星稜
8月15日から1回戦が始まり、プリンスリーグに所属するチームが順当に勝ち上がっています。
ベスト4をかけた対戦は、岡山学芸館高校vs星稜高校となり、星稜高校が勝利しました。
Bブロック結果 ベスト4進出へ神村学園vs米子北
8月14日から1回戦が始まり、残念ながらコロナ影響によるルール適用により不戦勝・不戦敗が出てしまいました。
優勝候補の一角・神村学園高校は順当に勝ち上がり、ベスト4進出をかけて米子北高校と対戦しました。
現在、プリンスリーグ九州1位とプリンスリーグ中国1位の強豪校同士の対戦でしたが、米子北高校が勝利しました。
Cブロック結果 ベスト4進出へ青森山田vs東山
8月14日から1回戦が始まり、優勝候補・青森山田高校が登場しました。
青森山田高校は2回戦、3回戦とプリンスリーグに所属するチーム相手に、ともに8対0と大量得点で勝利し、強すぎるといった印象です。
ベスト4進出をかけて、U18サッカーリーグ京都1部で首位を走る東山高校と対戦し、勝利しました。
今大会初失点は、反省点でしょうか。
Dブロック結果 ベスト4進出へ大津vs静岡学園!優勝候補同士
8月15日から1回戦が始まり、強豪校が順当に勝ち上がりました。
ベスト4進出をかけて、優勝候補同士、大津高校vs静岡学園高校が実現しました。
静岡学園高校が1点守り切って勝利しました。
いよいよベスト4!準決勝・決勝の結果は?得点王は誰か
準決勝は8月21日9:15キックオフ 試合結果
星稜高校vs米子北高校 2対3
青森山田高校vs静岡学園高校 4対0
青森山田高校vs静岡学園高校は、2019年度冬の全国高校サッカー選手権大会決勝戦の再現となりました。
決勝は8月22日10:30キックオフの予定です。
青森山田高校vs米子北高校
NHK BS1にてテレビ中継があります。
プレミアリーグEASTで首位を走る青森山田高校とプリンスリーグ中国で首位を走る米子北高校の対戦です。
青森山田高校は、5試合で28得点と攻撃力が爆発しています。
青森山田高校は前線からのプレスが激しく、相手に攻撃もさせない強さがあるで米子北高校に勝機があるでしょうか。
また、得点王にも注目が集まりますが、神村学園高校の福田師王選手と5得点で並んだ、松木玖生選手が得点王をとるでしょうか?
現在4得点の青森山田高校・名須川真光選手が追い上げるでしょうか。
青森山田が16年ぶり優勝!プレミアL・選手権と3冠目指す
2021年インターハイは、青森山田高校が延長戦を制し、16年ぶりに優勝しました。
青森山田高校vs米子北高校 2対1(延長戦)
延長後半・ラストチャンスのコーナーキックから丸山大和選手がヘディングシュートを決めて劇的な幕切れとなりました。
青森山田高校のロングスローやサイド攻撃を防いだ米子北高校の守備、青森山田高校の多彩な攻撃と見どころは満載でした。
両チームのボランチのプレー、米子北高校の左サイドの守備の攻防が印象的でした。
青森山田高校の宇野禅斗選手は、プレーエリアが広く、あらゆる場所でボールを刈り取っていました。
米子北高校の佐野航大選手は、守備から攻撃に切り替わった時、特に脅威となっていました。
次は、冬の選手権が楽しみです。
インターハイ・サッカー開始時間変更!大雨が影響
インターハイ・サッカーの開始時間が大雨の影響により、変更となりました。
8月14日に開催される試合に関しては、下記となっています。
(変更前)9:15~ → (変更後)12:00~
(変更前)11:30~ → (変更後)14:15~
大雨はしばらく続くため、今後も変更の可能性はあるかもしれません。
高校サッカーでプロ内定は?
2021年8月11日現在、高校サッカーでのプロ内定者をご紹介します。
インターハイで見ることができる選手は、阪南大高の鈴木章斗選手です。
GKバーンズ・アントン選手(大成高校) FC町田ゼルビア内定
DF松村晟怜選手(帝京長岡高校) 湘南ベルマーレ内定
MF鈴木淳之介選手(帝京大可児高校) 湘南ベルマーレ内定
FW永長鷹虎選手(興國高校) 川崎フロンターレ内定
FW鈴木章斗選手(阪南大高校) 湘南ベルマーレ内定
FW福井悠人選手(相生学院高校) カマターレ讃岐内定
青森山田高校の松木玖生選手もストラスブール(フランス)からオファーを提示された可能性があると報じられていますが、情報はありません。
これから内定者は増えていくでしょう。
インターハイ・テレビ放送やネット中継は?インハイTV
インターハイのサッカーを見たい人は、スポーツブルが運営する「インハイTV」で視聴できるようです。
インターネットで検索してみてください。
2024年以降のインターハイは福島県のJヴィレッジを主会場に固定開催
猛暑の中での連戦が続くことが問題視される中、Jヴィレッジでの開催が決まったようです。
和倉ユースは青森山田が優勝!インターハイ前哨戦
7月27日から31日に、和倉ユースサッカー大会2021が開催されました。
インターハイに出場する高校では、青森山田高校、流経大柏高校、大津高校、前橋育英高校など多数の有力校が参加する大きな大会です。
決勝戦は、青森山田高校対流経大柏高校となり、青森山田高校が2対0で勝利し、2年連続優勝となりました。