前橋育英高校は、第96回全国高校サッカー選手権・決勝で流通経済大柏高校を下し、初優勝しました。
ユニフォームは黄色と黒の縦縞ストライプが特徴的で、タイガー軍団と呼ばれています。
巧みなパスワークで相手を翻弄する攻撃的なスタイルに、個人の仕掛けも織り交ぜるため、見ていて面白いチームだと思います。
前橋育英高校サッカー部を強豪校に育て、全国で有名にしたのは、山田耕介監督です。
前橋育英高校サッカー部からは、多数のプロ選手・Jリーガーが輩出されています。
過去有名選手としては、ワールドカップに出場した山口素弘さん、松田直樹さん、日本代表や海外で活躍した細貝萌さん等がいます。
そんな前橋育英高校サッカー部の監督及び第96回選手権で印象に残った飯島陸選手、最近の注目選手についてご紹介したいと思います。
小嶺さんの教え子・山田耕介監督の赴任時に前橋育英はスクールウォーズの世界?
前橋育英高校サッカー部監督・山田耕介さんは、同校の校長先生を務めたこともあります。
元長崎総合科学大附属サッカー部監督の小嶺忠敬さんが指導する島原商業でプレーしていました。
高校サッカー界では有名な方で、元国見高校サッカー部監督と言った方が分かりかもしれません。
山田耕介監督は、法政大学を卒業後、1983年から前橋育英高校サッカー部で監督を務めています。
赴任した当時はスクールウォーズ(ラグビーを通じて、不良少年やおちこぼれが立ち直っていく姿を描いた昔のドラマ)の世界と同様に荒れていたようです。
その当時は、同じような学校があったのではないか思われます。
その荒れた状態からサッカー部を立て直し、全国大会で優勝する強豪校にまで育て挙げました。
やっぱり、これだけ面白いサッカーを見せてくれるのは監督の経験が生きているのかなと思います。
前橋育英・飯島陸は第96回大会得点王!小柄なエースで活躍
飯島陸選手は第96回全国高校サッカー選手権で前橋育英高校が優勝した際、得点王に輝いた選手です。
決勝戦で流通経済大学柏高校の三本木達哉選手からマンマークにつかれながら得点に絡んだのはすごかったです。
166cmと小柄ですが、予測不能なプレーでゴールを奪います。
高校卒業後は、法政大学に進学、その後、プロとなりJリーグでプレーしています。
2022年注目は14番MF徳永涼!プレミアリーグ参入し活躍
2022年度、前橋育英高校は念願の高校サッカー最高峰・プレミアリーグEASTに参入し、チームのレベルアップに取り組んでいます。
注目選手は昨年もレギュラーで活躍、ボランチとしてゲームをコントロールする14番MF徳永涼選手です。
その他、昨年からボランチでコンビを組むMF根津元輝選手や10番を背負うストライカーFW高足善選手などタレントは豊富でチーム内の競争も非常に激しいようです。
2021年度注目はVファーレン長崎内定の背番号10・笠柳翼!ドリブル突破が魅力
2021年度、前橋育英高校はプリンスリーグ関東で上位争いをし、最終的にプレミアリーグへの参入を決めました。
注目選手は、Vファーレン長崎に内定したU18日本代表候補の背番号10・笠柳翼選手です。
ドリブル突破が持ち味であり、チームの攻撃を牽引し、ゴールを量産します。
またサイドバック岡本一真選手が、地元群馬のチーム・ザスパクサツ群馬に内定しました。
2020年注目はエースナンバー14番ヴィッセル神戸内定・櫻井辰徳!
2020年度、前橋育英高校の注目選手は、ボランチを主戦場とする櫻井辰徳選手です。
櫻井辰徳選手は、2年生から前橋育英高校のエースナンバー14番を背負う選手です。
前橋育英高校の背番号14は、かつて日本代表としてワールドカップに出場した山口素弘選手や松田直樹選手など偉大な選手がつけた背番号です。
その他にも青木拓矢選手、鈴木徳真選手、高校サッカー選手権初優勝を達成した当時は田部井涼選手などが14番を背負ってプレーしました。
櫻井辰徳選手は、2020年9月、J1ヴィッセル神戸への入団が内定しており、卒業後は、アンドレス・イニエスタ選手や山口蛍選手らとプレーすることになります。
櫻井辰徳選手の特徴は両足から繰り出される正確なパスであり、前橋育英高校の試合では、ボランチのポジションに注目です。
2018年注目は榎本樹!前年優勝校として冬の選手権へ
2018年、前橋育英高校サッカー部は、プレミアリーグへの昇格を目指し、プリンスリーグ関東で奮闘しました。
注目選手は前年の第96回全国高校サッカー選手権決勝でゴールを決めた榎本樹選手です。
前年の活躍から相手の密着マークに苦しむ試合も多くなりますが、第97回全国高校サッカー選手権で優勝を目指します。
県予選での今年のライバルは同じプリンスリーグに所属する鈴木武蔵選手の出身高校・桐生第一高校です。
番外ですが柿沼利企さん!誰?
スペインのヘタフェでプレーする柴崎岳選手を調べていたら面白い選手がいましたので、番外編です。
2018年1月にヘタフェのユースチームに入団した日本人選手がいました。
その人の名は柿沼利企さんです。
彼は前橋育英高校のサッカー部に入部しましたが、1年を待たずに通信制の学校(第一学院等々学校)、アルゼンチンを経て、上述に至っています。
前橋育英高校サッカー部に少しゆかりがあるようでしたので書いてみました。
そのうち急に名前がでてきたらいいですね。
かつて武者修行から活躍した三浦知良選手、中澤佑二選手のように。