中高一貫化で選手権優勝へ?栃木県の強豪・矢板中央高校サッカー部!監督・メンバー

矢板中央高校サッカー部は、1994年に高橋健二さんが監督に就任後、強豪への道を歩み始めました。

そして、大きな飛躍のきっかけは、2008年から名将・古沼貞雄さんがアドバイザーに就任したことです。

栃木県の強豪校は、中央部や南部の宇都宮学園高校、佐野日大高校、真岡高校でしたが、近年、北部の矢板中央高校が強豪校へとなりました。

全国高校サッカー選手権大会では、最高ベスト4に進出するまでとなり、いよいよ優勝を目指して進化を続けます。

矢板中央高校は高橋監督・古沼アドバイザー体制で優勝目指す!

高橋健二さんは、1994年に矢板中央高校サッカー部の監督に就任しましたが、しばらくは凄く良いサッカーをするけど勝てない時期が続きました。

そんな中、帝京高校サッカー部を退任直前の名将・古沼貞雄監督と出会い、アドバイスを受け、勝つサッカーをできるようになりました。

そして、2004年度に全国高校サッカー選手権大会への出場権を勝ち取りました。

小沼貞雄さんは、帝京高校を全国高校サッカー選手権大会で6度の優勝に導いた名将です。

2008年には矢板中央高校サッカー部のアドバイザーに就任しています。

そこから、矢板中央高校は全国高校サッカー選手権大会で、2009年に初のベスト4に進出、2017年、2019年と3度ベスト4に進出しています。

直近3年では、2017年ベスト4、2018年ベスト8、2019年ベスト4と、いずれもベスト8以上に勝ち進む好成績を残しています。

2017年は準決勝で流経大柏高校、2018年は準々決勝で青森山田高校、2019年は準決勝で静岡学園高校といずれも強豪校に敗れています。

優勝するためには、強豪校の壁を乗り越えることが必要になるでしょう。

中高一貫教育による強化!矢板セントラルスポーツクラブ・矢板中央高校

矢板中央高校が近年著しく躍進している要因の1つとして「中高一貫教育」があります。

2015年、一般社団法人「矢板セントラルスポーツクラブ」を設立し、矢板SCというジュニアユースのチームを運営しています。

同チームは、矢板中央高校の高橋健二監督が代表理事を務めています。

近年の強豪校はスカウトだけに頼ることなく、中高一貫で選手を育て、チーム強化するということを実践しています。

帝京長岡高校や昌平高校などが同じような運営をして、近年非常に実力アップしてきています。

矢板SCも、ジュニアユースの年代で栃木県の強豪チームです。

矢板中央は第99回全国高校サッカー選手権大会出場!優勝目指す?多田圭佑・藤井陽登

2020年、矢板中央高校は、第99回全国高校サッカー選手権大会への出場を決めました。

同大会へは4年連続の出場となります。

第96回大会では、2年生中心のチーム構成で、飯島翼選手望月謙選手らが活躍、彼らが3年生となった第97回大会が最強チームだったのではないでしょうか。

第98回大会は、前評判は高くなかったように思いますが、粘り強い守備力で、ベスト4まで勝ち上がっています。

チームの中に、小沼貞雄さんの教えが浸透しているように思います。

第99回大会には、昨年も活躍した選手が残っています。

その中で、得点能力の高いエースFW多田圭佑選手、そして安定的な守備が光る2年生GK藤井陽登選手に注目です。

栃木県大会決勝戦は攻め続けながらも宇都宮短大附属高校の粘り強い守備に苦しみ、PK選までもつれましたが、何とか勝ち上がりました。

昨年とは違ったチーム力で選手権での優勝を目指し、活躍を期待したいです。

2021年度5年連続出場の選手権へ!ベスト4の壁を破れるか?

2021年度、矢板中央高校サッカー部は、第100回全国高校サッカー選手権への出場を決めました。

過去4回すべてベスト8以上に進出し安定した力を発揮するも、ベスト4の壁を破ることができていません。

注目は、1年生から矢板中央のゴールを守る主将GK藤井陽登選手、そして卒業後はスペインに挑戦する予定のFW藤野和哉選手です。

攻守の中心選手を軸に、今年こそ決勝の舞台を目指します。

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