2018年12月末から始まる第97回全国高校サッカー選手権大会の組み合わせが決まりました。
有力校が県予選で敗れるといった波乱の展開もありましたが、いよいよ組み合わせも決まり、どこが優勝するのか注目が集まります。
トーナメントの組み合わせを見る限り、AブロックそしてBブロックに強豪校が集まった感があります。
Aブロックには、プレミアリーグやプリンスリーグでプレーする高校が集まっています。
それでは、注目カード含め、ご紹介したいと思います。
最激戦区はAブロック?前年優勝の前橋育英に東福岡!鈴木冬一擁する長崎総科大附も
第97回全国高校サッカー選手権大会の抽選が行われ、Aブロックに有力校が集まりました。
組み合わせは下記の通りになっています。
《Aブロック トーナメント表》
12チーム中、1チームがプレミアリーグ(トーナメント表に赤字で表記)、8チームがプリンスリーグ(トーナメント表に青字で表記)に所属している高校です。
そして、川崎フロンターレ内定の原田虹輝選手を擁する昌平高校を破って出場する浦和南高校も同ブロックにいます。
このブロックを勝ち抜けるのは前年優勝の前橋育英高校か、県予選では苦労したが自力のある東福岡高校でしょうか。
尚志高校はプリンスリーグ東北の1位、旭川実業高校はプリンスリーグ北海道の1位です。
初戦からプリンスリーグ勢同士の対戦が目白押しですが、Aブロック屈指の好カードは、浜松開誠館高校対長崎総科大附属高校でしょうか。
浜松開誠館高校 対 長崎総科大附属高校 セレッソ大阪U18出身の鈴木冬一に注目
初戦の注目カードです。
長崎総科大附属高校には、セレッソ大阪U18を飛び出し転入した鈴木冬一選手がおり、注目です。
J1湘南ベルマーレ入りが内定しています。
対するは、力がありながら全国大会になかなか出場できなかった浜松開誠館高校です。
激戦区静岡県予選を勝ち抜いた実力は非常に高いものがあるかと思います。
やはり、この対戦は大会屈指の好カードと言って良いでしょう。
Bブロックも激戦区?J内定者2人を擁する優勝候補筆頭の青森山田に西川潤擁する桐光学園も
Bブロックも有力校が集まり、2番目の激戦区と言って良いでしょう。
組み合わせは下記の通りとなっています。
《Bブロック トーナメント表》
12チーム中、1チームがプレミアリーグ(トーナメント表に赤字で表記)、5チームがプリンスリーグ(トーナメント表に青字で表記)に所属している高校です。
初戦から激突する桐光学園高校と大津高校の対戦は優勝候補同士の対戦とも言えるでしょう。
そしてプリンスリーグで上位に食い込んでいる矢板中央高校と日章学園高校の対戦も楽しみな対決です。
このブロックを勝ち上がるのはやはり優勝候補筆頭の青森山田高校でしょうか。
桐光学園高校 対 大津高校 U16日本代表のエース西川潤に注目
夏のインターハイで準優勝した桐光学園高校とインターハイ8強の大津高校の対戦は楽しみなカードです。
桐光学園高校にはU16日本代表のエース西川潤選手がいます。
まだ2年生ながら10番を背負うチームのエースです。
決定力も非常に高く来年になりますがJ注目の選手です。
大津高校も湘南ベルマーレ内定DF福島隼斗選手、U18日本代表経験者DF吉村仁志選手、MF水野雄太選手がおり、チーム力は非常に高いです。
ハイレベルな試合展開が期待できます。
矢板中央高校 対 日章学園高校 プリンスリーグ関東首位の実力は?
2018年11月22日現在、矢板中央高校はプリンスリーグ関東の1位、日章学園高校はプリンスリーグ九州の3位と、それぞれプリンスリーグで上位に位置する強豪校同士の対戦になります。
矢板中央高校は身長181cmFW大塚尋斗選手、身長190cmFW望月謙選手のツインタワーに注目です。
大塚尋斗選手はU19フットサル日本代表も兼ねており足技も注目です。
その周りを固める選手の能力も高く、要注目のチームです。
日章学園高校は得点力が高く、宮崎県予選決勝も6対1で勝利しています。
プリンスリーグ九州で得点ランキング上位に位置するFW鈴木陽介選手、MF河原淳選手に注目です。
福岡内定の三國ケネディエブズと札幌内定の檀崎竜孔擁する青森山田高校が優勝候補
Bブロックにおいて、やはりJ2アビスパ福岡内定の三國ケネディエブズ選手と決定力のあるJ1コンサドーレ札幌内定の檀崎竜孔選手を擁する青森山田高校は優勝候補筆頭と言って良いでしょう。
参戦するプレミアリーグEASTでも優勝争いを展開し、セカンドチームもプリンスリーグ東北で2位と、非常に選手層も厚い高校です。
三國ケネディエブズ選手は先に行われたU19日本代表にも選ばれ活躍していました。
Cブロックは混戦模様?Dブロックは流経大柏高校が頭一つ抜けているか
Cブロックは混戦模様ですが、インターハイで優勝した山梨学院高校のいる山梨県予選を勝ち上がってきた日本航空高校、そしてプレミアリーグWESTで戦った米子北高校に注目です。
夏のインターハイでベスト4の東山高校も侮れない存在です。
組み合わせは下記の通りとなっています。
《Cブロック トーナメント表》
12チーム中、1チームがプレミアリーグ(トーナメント表に赤字で表記)、6チームがプリンスリーグ(トーナメント表に青字で表記)に所属している高校です。
Dブロックは優勝候補の流経大柏高校が頭一つ抜けている気がします。
ただ、同ブロックには星稜高校、四日市中央高校、富山第一高校、そして激戦大阪を勝ち上がった大阪学院大高校がいます。
台風の目となる高校が現れるかもしれませんが、流経大柏高校は、このブロックを勝ち上がれば決勝まで行く可能性が高いと思います。
組み合わせは下記の通りとなっています。
《Dブロック トーナメント表》
12チーム中、2チームがプレミアリーグ(トーナメント表に赤字で表記)、3チームがプリンスリーグ(トーナメント表に青字で表記)に所属している高校です。
優勝候補の流経大柏高校 昨年準優勝メンバー関川郁万と熊澤和希に注目
昨年の全国高校サッカー選手権大会決勝で前橋育英高校に敗れ準優勝に終わった流経大柏高校はリベンジに向かいます。
昨年も中心選手として活躍した鹿島アントラーズ内定の関川郁万選手、そしてチームの得点源の熊澤和希選手に注目です。
毎年激戦となる千葉県予選をしっかりと勝ち上がっており、安定した力があると思います。
まとめ
優勝候補筆頭は青森山田高校、追いかけるのは流経大柏高校でしょうか。
両チームはプレミアリーグEASTでも対戦しており、2018年11月22日現在、青森山田高校が2位、流経大柏高校が3位に付けています。
直接対決は青森山田高校が1勝1分けで勝ち越しています。
そしてディフェンディングチャンピオンの前橋育英高校、ダークホースは矢板中央高校と思います。
しかしながら短期決戦であり、リーグ戦とは違った戦い方が求められます。
選手層の厚さ、勢い、ラッキーボーイの出現がキーになるかと思いますので、どこが優勝するか今から楽しみです。