埼玉県の強豪・昌平高校サッカー部は、2007年に藤島崇之さんが監督に就任後、急速に強くなった新興勢力です。
ジュニアユースにFC LAVIDAを作り中高一貫での指導をベースにしてから強くなりました。
昌平高校サッカー部は、技術重視のサッカーをコンセプトにしていて、非常に魅力的なサッカーをします。
藤島崇之監督はかつて青森山田高校でも指導経験があり、ゼロから指導者としてスタートするために昌平高校サッカー部にやってきました。
プロ選手も輩出している昌平高校サッカー部についてご紹介します。
昌平高校サッカー部を育てた藤島監督の経歴は?強豪校への指導方法は?青森山田で指導経験
藤島崇之さんは、2007年に昌平高校サッカー部の監督に就任しました。
その前は強豪・青森山田高校でコーチ、そして青森山田中学校の監督を務めており、日本代表でも活躍する柴崎岳選手を指導しました。
指導者として青森山田中学・高校で4年間過ごした後、ゼロからチーム作りをしたいという思いから昌平高校に赴任しました。
就任後すぐに強豪校になった訳ではなく、転機は12年に昌平高校の下部組織にあたるFC LAVIDAを立ち上げたことです。
FC LAVIDAはジュニアユースのチームであり、FC LAVIDAの立ち上げにより中高一貫での指導・育成が可能になりました。
現在は、全国の強豪校と呼ばれる高校が同様の手法を取り入れいています。
FC LAVIDAでは仕掛けのメニューも多数取り入れ、勝てるサッカーと個人のレベルアップを両立しています。
長く勝てるチーム作りを目指し、技術を重視する昌平高校のサッカーを作り上げています。
FC LAVIDAの監督は習志野高校時代の同期・村松明人さんが務めています。
2022年・鹿島内定の津久井佳祐・FC東京内定の荒井悠汰
2022年全国高校サッカー選手権大会への出場を2年ぶりに決めました。
夏のインターハイではベスト4に進出しており、選手権では優勝を期待したいと思います。
鹿島アントラーズ内定のDF津久井佳祐選手を中心とした強固な守備、FC東京内定のMF荒井悠汰選手を中心とした攻撃とバランスがとれています。
すべての選手のテクニックのレベルが高く、楽しみなチームになっています。
2020年J内定4選手を擁し全国優勝目指す!須藤直樹・小川優介・小見洋太・柴圭汰
2020年全国高校サッカー選手権大会で優勝を目指す昌平高校から複数のJリーガーが誕生することになりました。
強豪・鹿島アントラーズ内定は、MF小川優介選手とMF須藤直樹選手です。
須藤直樹選手は、2年生から10番を背負う攻撃的な選手、小川優介選手は、後方からゲームを作るボランチの選手です。
鹿島アントラーズは、若手選手をうまく育てていくので、今後非常に楽しみです。
もう一人、FW小見洋太選手が、J2アルビレックス新潟に内定しました。
小見洋太選手は、U18日本代表にも選出されている得点力の高い選手です。
そして、MF柴圭汰選手は、福島ユナイテッドへの入団が内定しています。
その他、スピードのあるサイドバック・小澤亮太選手もプロから注目されています。
レギュラーメンバーとして出場している1年生・2年生にも注目ですが、中でも埼玉県予選決勝で2得点を決めた2年生MF平原隆暉選手に注目です。
昌平高校はインターハイでベスト4に!プロ選手も輩出?松本泰志・針谷岳晃・鎌田大夢
昌平高校は過去2016年と2018年の2回、インターハイでベスト4に進出しています。
これまでサンフレッチェ広島の松本泰志選手やジュビロ磐田の針谷岳晃選手といったプロ選手も輩出しています。
プロの世界で活躍する選手を多数輩出したいという昌平高校の理念が着実に遂行されている印象です。
2019年は、U18埼玉県リーグで優勝し、プリンスリーグ関東の入れ替え戦に参入しました。
プリンスリーグ入れ替え戦でも見事勝利し、2020年のプリンスリーグ関東への昇格を果たしました。
そして、2019年全国高校サッカー選手権大会でも、ついにベスト8まで進出しています。
2019年の注目選手は、ドイツでプレーする鎌田大地選手の弟・鎌田大夢選手、そしてU17日本代表候補の須藤直輝選手です。
須藤直輝選手は2年生ながら10番を背負い、チームの攻撃を牽引しています。
20年のプリンスリーグ関東でも活躍が期待されます。