2019年シーズンからセレッソ大阪に所属する山口蛍選手がヴィッセル神戸に移籍することになりました。
セレッソ大阪からは杉本健勇選手に山村和也選手に主力級が3人も移籍します。
セレッソ大阪はチームに愛着を持つ選手が非常に多いですが、杉本健勇選手や山口蛍選手のように下部組織から育ち、主力級で国内の他クラブへ移籍するケースは珍しいかもしれません。
山口蛍選手のこれまでの活躍と移籍先についてご紹介したいと思います。
山口蛍は中学からセレッソ大阪に入団!ハノーファー96へ移籍するも半年で復帰?
山口蛍選手は中学進学に際し、セレッソ大阪、ガンバ大阪、京都パープルサンガの入団テストを受けて、セレッソ大阪に入団しました。
三重県名張市出身ですので、片道2時間もかけて練習場に通っていたので、非常に大変だったと思います。
父の影響でサッカーを始め、決して楽ではない環境下、金銭面・生活面で父に支えられながらサッカーを続けて来ました。
中学から高校に上がる際には、サッカーから距離を置き、金髪にしていたこともありました。
当時のセレッソ大阪U18の監督が反抗期への理解を示し、そして父親やチームメイトの支えもあり、山口蛍選手はセレッソ大阪U18に復帰することになりました。
復帰後はセレッソ大阪U18の練習を1日も休まず、現在の礎を築きました。
2009年当時のチームメイト、丸橋祐介選手と共にトップチームに昇格しました。
2011年から徐々に出場機会を増やして、2012年からレギュラーに定着しました。
2013年には日本代表に選出されるまでに成長し、2015年12月ドイツ・ブンデスリーガ1部のハノーファー96へ移籍しました。
セレッソ大阪でチームメイトであった清武弘嗣選手と同僚となりました。
低迷するチームを救うための移籍でしたが、シーズン途中の移籍であったこと、ケガをしたことなどが影響しうまく行きませんでした。
そして、ハノーファー96がドイツ2部へ降格したことにより、半年でセレッソ大阪への復帰することが決まりました。
セレッソ大阪がJ2で苦しんでいたことも影響したかと思います。
セレッソ大阪復帰に際しては、もっと海外での挑戦を続けて欲しかったかなという気持ちはあります。
2016年6月にセレッソ大阪に復帰し、チームも何とかJ1に復帰、2018年シーズンはキャプテンとしてチームを牽引しました。
当時、生涯セレッソ宣言のような発言もありましたが、2019年ヴィッセル神戸への移籍が発表されました。
サッカー選手は新たな環境に移って、活躍することも大事な要素だと思いますので、是非今後活躍して欲しいと思います。
山口蛍はヴィッセル神戸へ!バルサ化したチームの心臓に?イニエスタと共演
2019年シーズンから山口蛍選手はヴィッセル神戸に加入することが決定しましたが、他にニューヨーク・シティから元スペイン代表のダビド・ビジャ選手、ガンバ大阪から初瀬亮選手の加入が発表されています。
ルーカス・ポドルスキ選手、アンドレス・イニエスタ選手、ダビド・ビジャ選手と言った大物選手とプレーできることは日本人選手にとって非常に貴重な機会だと思います。
ヴィッセル神戸でその貴重な経験を積めることが、新たな日本人選手の移籍の後押しに一躍買っていることでしょう。
サッカーにおける基本技術の高さを実感することができるのではないでしょうか。
但し、いずれの大物選手も全盛期は過ぎており、運動量の低下は否めないので、そこをチームとしてカバーする必要が出てくるかと思います。
そういった意味では、中盤で豊富な運動量を誇る山口蛍選手の加入は非常に大きな効果をもたらすのではないででしょうか。
2019年シーズンは、ヴィッセル神戸が台風の目となることでしょう。
観客動員にも絶大な効果をもたらすことが期待できるので、サッカーが更に盛り上がって欲しいと思います。
まとめ
これまでJリーグではヴィッセル神戸のように複数の大物選手を獲得することは無かったように思います。
2019年シーズンは、複数の選手がプレーすることになり、非常に楽しみなシーズンとなります。
各チームの補強も進み、川崎フロンターレが3連覇するのか、アジアチャンピオンズリーグを制覇した鹿島アントラーズが躍動するのか等、楽しみな側面もあります。
山口蛍選手にとっては、新たな挑戦です。
今回の移籍が吉と出るような活躍を期待したいと思います。