2019年1月川崎フロンターレ所属の板倉滉「いたくらこう」選手の海外移籍が発表されました。
イングランド・プレミアリーグのマンチェスターシティへの移籍です。
同時にオランダ・エールディビジョンのフローニンゲンへの期限付き移籍が発表されました。
イングランドではすぐに労働ビザが取得できないためです。
突然のビッククラブへの移籍発表でびっくりしました。
イングランドのビッククラブへの移籍と言えば、かつてアーセナルへ移籍した稲本潤一選手、宮市亮選手、浅野拓磨選手がいます。
いずれも、別のクラブへのレンタル移籍や期限付き移籍を繰り返し、アーセナルではあまりプレーできていません。
板倉滉選手はフローニンゲンで活躍し、マンチェスターシティでプレーできるでしょうか。
板倉滉選手のこれまでの経歴とオランダリーグそしてマンチェスターシティについてご紹介したいと思います。
板倉滉は川崎フロンターレで最高傑作!三好康児と同期?ベガルタ仙台に期限付き移籍
板倉滉選手は小学生から川崎フロンターレの下部組織に所属し、川崎フロンターレU18でキャプテンを務めました。
川崎フロンターレU18の同期にはアカデミーの最高傑作といわれた三好康児選手がいました。
板倉滉選手は小学校時代、川崎フロンターレの熱烈なサポーターだったようです。
スタジアムが開門する2時間前から並び、バックスタンド真ん中の最前列で応援し、選手からサインをもらったりしていたようです。
サポーターの間でも知られた存在だったようで、その板倉滉選手がトップチームに出るとなるとサポーターの熱い声援を受けていたようです。
板倉滉選手は川崎フロンターレのトップチーム昇格後は、3年間でリーグ戦7試合の出場にとどまりました。
2018年シーズンは、ベガルタ仙台に期限付き移籍し、リーグ戦で24試合に出場し3得点を挙げています。
板倉滉選手は、主にボランチ、センターバックのポジションをこなし、186cmの長身をいかした大型ボランチとして期待がかかります。
代表としてもAFC U19選手権やAFC U23選手権に出場しています。
そして、2019年1月イングランド・プレミアリーグのマンチェスターシティへの移籍が発表されました。
イングランドでの労働許可証が取得できないため、同時にオランダ・エールディビジョンのフローニンゲンへの期限付き移籍が発表されました。
板倉滉オランダのフローニンゲンへ!堂安律と同僚へ?ズヴォレの中山雄太と対戦
板倉滉選手が期限付き移籍するオランダ1部のエールディビジョンは18チームで争われています。
少し前に柏レイソルからズヴォレに中山雄太選手が移籍することが発表されています。
オランダ・エールディビジョンは、若手選手の育成リーグの位置づけが強く、過去日本人選手も多数プレーしています。
2019年1月現在は、同じフローニンゲンで堂安律選手、ヘーレンフェーンで小林祐希選手がプレーしています。
かつては、小野伸二選手、本田圭佑選手、吉田麻也選手がプレーしており、本田圭佑選手、吉田麻也選手はそこからステップアップしていきました。
板倉滉選手は、まずフローニンゲンで活躍し、その後マンチェスターシティに戻り活躍することが目標になります。
2019年1月14日現在のオランダ・エールディビジョン順位表は下記の通りとなっています。
PSV、アヤックス、フェイエノールトがオランダ・エールディビジョンの3強になります。
2018/2019シーズンは、PSV、アヤックスの2強といった感じで、アヤックスに至ってはチャンピオンズリーグでも決勝トーナメントに進出しています。
アヤックスの若手の逸材、MFフレンキー・デ・ヨング選手とDFマタイ・デ・リフト選手はビッククラブ行きが噂される選手です。
移籍金は100億円近いとも言われています。
板倉滉選手は、マンチェスターシティから期限付き移籍という看板を背負って、チームに溶け込まなければならないので、少し苦労はあるかもしれません。
熾烈なレギュラー争いにまずは勝たなければならないでしょう。
キャラクタ-的には明るい性格のようですので、海外へはすぐに適応できるのではないでしょうか。
プレミアリーグ優勝争いするマンチェスターシティ!板倉滉グアルディオラ監督の下へ
イングランド・プレミアリーグのマンチェスターシティは常に優勝争いをする強豪チームです。
2016-17シーズンから名将ジョゼップ・グアルディオラ監督が指揮を執っており、2016-17シーズンは3位、2017-18シーズンは優勝と好成績を残しています。
ジョゼップ・グアルディオラ監督は3~4年で監督を代わる傾向があり、板倉滉選手がマンチェスターシティに復帰した時には監督が交代しているかもしれません。
できれば、ジョゼップ・グアルディオラ監督が指揮する下でプレーする板倉滉選手を見てみたい気もしますが。
マンチェスターシティのフォーメーションは4-3-3を採用しており、中盤の3枚にはベルギー代表のケビン・デ・ブルイネ選手、ポルトガル代表のベルナルド・シウバ選手、スペインのダビド・シルバ選手、ブラジルのフェルナンジーニョ選手など有力選手がいます。
ダビド・シルバ選手やフェルナンジーニョ選手は30代半ばに差し掛かっており、これから若手が割って入る余地はあるかと思います。
まとめ
今回の板倉滉選手の移籍発表は非常に衝撃的でした。
ベガルタ仙台で活躍していましたが、まだ国内でもあまり名前が知られていませんでしたので。
ビッククラブはたくさんの若手を獲得しますが、レンタルや期限付き移籍に出し、結果戻れない選手も多数います。
これからフローニンゲンでどれだけ活躍できるかが勝負と思いますので、是非活躍して欲しいと思います。