2019年1月、柏レイソルからJ2モンテディオ山形にレンタル移籍中のMF安西海斗選手がポルトガル1部のブラガへ電撃移籍する見込みであることが分かりました。
近日中に正式発表があるようです。
安西海斗選手は、国内ではまだあまり知られていない存在かと思います。
安西海斗選手とはどのような選手か、また移籍するポルトガル1部のブラガとはどのようなチームかご紹介したいと思います。
2020年東京五輪の秘密兵器?柏U18参加した国際大会で高評価!海外から注目される存在
安西海斗選手は2020年東京オリンピックを目指す世代です。
同世代には、既に海外で活躍するMF堂安律選手、DF冨安健洋選手、MF伊藤達哉選手らがいます。
身長172cm体重64kgと大柄ではありませんが、主にボランチをメインにプレーする非常にクレバーな選手です。
出身は埼玉県ですが柏レイソルの下部組織、柏レイソルU15、柏レイソルU18でプレーして来ました。
日本代表歴としては、日本代表U15に選出されたことがあります。
柏レイソルU18の時には、国際大会に出場し、海外からも高評価を受けています。
2014年アルアインインターナショナルチャンピオンシップでは準優勝に貢献し、海外から注目されるようになりました。
同大会には、伊藤達哉選手も参加、見事MVPを獲得し、ハンブルガーSVへの移籍と繋がりました。
更に翌2015年には、U17クラブワールドカップに主将として参加し、大会優秀選手になっています。
2016年柏レイソルのトップチームに昇格しましたが、出場はありませんでした。
2017年7月出場機会を求めて、モンテディオ山形に期限付き移籍しました。
移籍後すぐにスタメン出場し、2017年はJ2リーグ10試合に出場、2018年はJ2リーグ15試合に出場しました。
2018年天皇杯では、ジャイアントキリングを繰り返し、モンテディオ山形はベスト4まで進出しました。
安西海斗選手は5試合中4試合に先発出場し、チームの躍進に貢献しました。
出場しない1試合はレンタル元のJ1柏レイソルと3回戦で対戦した為、出場しませんでした。
J2で通算25試合に出場しましたが、得点はありませんでしたので、これからプレーの幅を広げるためには得点も欲しいところです。
移籍先のポルトガル1部ブラガは強豪!ポルトガル3強に次ぐ存在?
安西海斗選手が移籍するポルトガル1部のスポルティング・ブラガは、FCポルト、ベンフィカ、スポルティングCPの3強に次ぐチームです。
ポルトガルリーグのプリメイラ・リーガでは1位、2位にUEFAチャンピオンズリーグ、3位、4位にはUEFAヨーロッパリーグへの出場権が与えられます。
ブラガはプリメイラ・リーガでは過去2位が最高で、初優勝を目指しています。
昨年2017/2018シーズンは4位でした。
2019年1月4日現在、プリメイラ・リーガで3位と好位置に付けています。
11得点で得点ランキング首位を快走するブラジル人FWディエゴ・ソウサ選手がチームを引っ張ります。
順位表は下記となっています。
ブラガは2003年、廣山望選手がプリメイラ・リーガ初めての日本人選手として在籍していたチームです。
現在はポルティモネンセSCに日本代表の中島翔哉選手が在籍しています。
日本人対決も実現するかもしれません。
スポルティング・ブラガはスタジアムが特徴的なことでも有名です。スアジアム「エスタディオン・ムニシバル・デ・ブラガ」は採石場だった場所を切り開いて建てられました。
ゴール裏に岩盤の崖が残っており、非常に特徴的なスタジアムです。
サッカーだけでなく、雰囲気も楽しめるスタジアムです。
まとめ
安西海斗選手の移籍は電撃移籍と言っても良いでしょう。
J2リーグで活躍し始めたところでの移籍となりました。
やはり、国内のJ1やJ2で活躍してから移籍する方が、成功する人が多い気がします。
そして、今回の移籍は、ポルトガルリーグでの中島翔哉選手の活躍も少なからず影響しているのではないでしょうか。
また、若い段階から、国際大会へ出場して活躍したことも大きく影響していると思います。
是非、その活躍が日本に届くことを期待したいです。