2024年インターハイは北部九州で開催されますが、高校サッカーは本年度より福島県での固定開催となります。
男子サッカーは7月27日から8月3日まで行われ、決勝戦の会場はJヴィレッジスタジアムです。
2023年インターハイは、明秀日立高校がPK戦を制し初優勝しましたが、今年はどの高校が優勝するでしょうか。
2024年インターハイの全国地区予選結果、優勝候補、注目選手等を順次ご紹介していきます。
猛暑の中での連戦が問題視され、冷涼地での固定開催が検討され、今年度より福島県のJヴィレッジ中心に開催するが決まりました。
新たな運営方式での開催にも注目したいと思います。
2024年インターハイ・サッカー注目選手は?高岡伶颯!名和田我空
2024年インターハイ高校サッカーの注目選手をご紹介します。
最注目は、J3テゲバジャーロ宮崎の特別指定選手となった日章学園高校・FW高岡伶颯選手、そして1年生から注目される神村学園高校・FW名和田我空選手です。
昨年開催の第102回全国高校サッカー選手権大会で、2年生ながら選出された選手中心にご紹介します。
やはり高校年代の最高峰プレミアリーグやプリンスリーグに所属するチームの選手に良い選手が揃っています。
高校名 | ポジション/名前 | 備考 |
青森山田高校 | DF小沼蒼珠 | U17日本高校選抜候補 |
〃 | MF谷川勇獅 | U17日本高校選抜候補 |
昌平高校 | MF山口豪太 | U17日本代表、2年生 |
〃 | MF長璃喜 | U16日本代表、2年生 |
堀越高校 | DF森奏 | |
市立船橋高校 | FW久保原心優 | |
佐賀東高校 | DF江頭瀬南 | |
大津高校 | DF五嶋夏生 | |
〃 | FW山下景司 | プレミアL得点量産中 |
神村学園高校 | FW名和田我空 | U17日本代表 |
日章学園高校 | FW高岡伶颯 | U19日本代表、J3特別指定選手 |
〃 | MF南創太 | J注目選手 |
2024年インターハイ・サッカー出場校が決定!注目校は?
2024年インターハイへの出場校が続々と決っており、順次ご紹介していきます。
今大会の注目選手を擁する高校としては、FW高岡伶颯選手のいる日章学園高校、FW名和田我空選手のいる神村学園高校が挙げられます。
高校最高峰のプレミアリーグからは、青森山田高校、尚志高校、昌平高校、市立船橋高校、大津高校、静岡学園高校、帝京長岡高校、米子北高校が勝ち上がっています。
初出場として、激戦区・福岡県予選を勝ち上がった福岡大若葉高校、プリンスリーグからは、関西で上位争いをする興國高校、阪南大高校にも注目です。
プレミアリーグEAST首位を走る流経大柏高校、同じくプレミアリーグEAST所属の前橋育英高校が破れたのは波乱かもしれません。
地区 | 高校名 | 決勝戦他 |
北海道1 | 旭川実 | 4対2札幌大谷、準決5対2大谷室蘭、4大会連続出場 |
北海道2 | 札幌大谷 | 準決1対0札幌創成、3大会ぶり出場、プリンスL上位争い |
青森 | 青森山田 | 1対0野辺地西、24大会連続出場、プレミアL強豪が苦戦 |
岩手 | 遠野 | 2対1専大北上、2年連続出場 |
秋田 | 西目 | 1対0秋田商、3大会ぶり出場 |
山形 | 山形明正 | 4対0羽黒、昨年の冬の選手権に続き初出場 |
宮城 | 仙台育英 | 0対0(PK3対0)利府、3大会ぶり出場 |
福島1 | 帝京安積 | 2対2(PK5対3)尚志、準決1対0東日大昌平、初出場 |
福島2 | 尚志 | 準決6対1学法石川、14大会連続出場、プレミアL所属 |
茨城 | 鹿島学園 | 2対0明秀日立、2大会ぶり出場、昨年の全国王者を破る |
栃木 | 矢板中央 | 1対0佐野日大、6大会連続出場、プリンスL関東1部所属 |
群馬 | 共愛学園 | 5対1常磐、初出場、準決勝で前橋育英を破る |
埼玉 | 昌平 | 5対1西武台、2大会ぶり出場、元日本代表FW玉田圭司監督率いる |
千葉 | 市立船橋 | 2対1流経大柏、3大会連続出場、プレミアL対決で首位を破る |
東京A | 帝京 | 2対1駒澤大高、準決2対1日大豊山、2大会ぶり出場 |
東京B | 駒澤大高 | 準決1対0國學院久我山、9大会ぶり出場 |
神奈川1 | 桐光学園 | 1対1(PK3対0)東海大相模、準決3対0日大藤沢、2大会連続出場 |
神奈川2 | 東海大相模 | 準決2対1相模原弥栄、3大会ぶり出場 |
山梨 | 山梨学院 | 1対0帝京第三、3大会連続出場 |
長野 | 都市大塩尻 | 1対0松本国際、3大会ぶり出場 |
新潟 | 帝京長岡 | 5対0開志学園JSC、3大会連続出場、プレミアL強豪が圧倒 |
富山 | 富山第一 | 2対0富山北部、3年連続出場 |
石川 | 鵬学園 | 3対1星陵、プリンスL対決を制し初出場 |
福井 | 丸岡 | 3対1福井工大福井、5年連続出場 |
静岡 | 静岡学園 | 2対1藤枝東、2大会連続出場、プレミアLがプリンスL上位を破る |
愛知 | 東邦 | 2対0名古屋、2大会連続出場、昨年選手権ベスト8の名古屋破る |
岐阜 | 帝京大可児 | 3対2中京、3大会連続出場 |
三重 | 三重 | 1対0津工、3大会ぶり出場 |
滋賀 | 近江 | 1対0立命館守山、2大会連続出場、昨年選手権準優勝校 |
京都 | 東山 | 1対0大谷、4大会連続出場 |
大阪1 | 興國 | 1対0阪南大高、準決3対1関大一、初出場、プリンスLで首位争い |
大阪2 | 阪南大高 | 準決2対0大阪桐蔭、3大会ぶり出場、プリンスLで首位争い |
兵庫 | 神戸弘陵 | 3対1三田学園、2年連続出場 |
奈良 | 生駒 | 2対0奈良育英、2大会ぶり出場 |
和歌山 | 近代和歌山 | 0対0(PK5対3)初芝橋本、7大会ぶり出場 |
鳥取 | 米子北 | 3対2境、16大会連続出場、苦戦もプレミアL強豪が勝利 |
島根 | 立正大淞南 | 1対0大社、プリンスL対決を制し4年連続出場 |
岡山 | 作陽学園 | 1対0岡山学芸館、4大会ぶり出場、プリンスL首位を破る |
広島 | 瀬戸内 | 3対1広島皆実、プリンスL所属校を破り2大会ぶり出場 |
山口 | 高川学園 | 6対0早鞆、4大会連続出場、プリンスLで首位争い |
香川 | 尽誠学園 | 2対2(PK7対6)四学大香川西、3大会ぶり出場 |
徳島 | 徳島市立 | 4対0徳島科学技術、10大会連続出場、プリンスL上位争いの強豪 |
愛媛 | 済美 | 1対1(PK7対6)帝京第五、6大会ぶり出場 |
高知 | 高知小津 | 1対1(PK4対3)明徳義塾、27大会ぶり出場 |
福岡 | 福岡大若葉 | 1対0東海大福岡、初出場、準決勝で強豪・東福岡を3対0で破る |
佐賀 | 龍谷 | 7対0佐賀学園、初出場 |
長崎 | 国見 | 1対0長崎総科大附。2大会連続出場 |
熊本 | 大津 | 3対1熊本国府、6大会連続出場、プレミアLで首位争い中 |
大分 | 柳ヶ浦 | 3対1大分、6大会ぶり出場 |
宮崎 | 日章学園 | 3対1宮崎日大、2大会ぶり出場、U19日本代表の注目FW高岡伶颯 |
鹿児島 | 神村学園 | 2対1鹿児島城西、7大会連続出場、プレミアL対決を制す |
沖縄 | 那覇西 | 4対2興南、2大会ぶり出場 |
インターハイ抽選会・組み合わせ決定!激戦ブロック・注目の対戦カードは?
2024年インターハイの組み合わせ抽選会が6月29日に実施され、組み合わせが決まりました。
強豪校が各ブロックに散らばった印象ですが、Aブロックに注目です。
Aブロック 激戦ブロックか?注目校が集まる
Aブロックは、日章学園高校、興國高校、静岡学園高校、神村学園高校を軸に展開されそうです。
1回戦注目の好カードは、これまで多数のJリーガーを輩出している興國高校vs静岡学園高校です。
Bブロック 混戦模様!
Bブロックは、市立船橋高校、尚志高校、米子北高校を軸に展開されそうです。
昨年の冬の選手権で準優勝した近江高校、帝京高校にも注目です。
Cブロック 王者・青森山田が勝ち上がるか?
Cブロックは帝京長岡高校、青森山田高校を軸に展開されそうです。
準々決勝までにこの2校を破る高校が現れるでしょうか?
Dブロック 注目はプレミアリーグの昌平と大津!
Dブロックは、昌平高校、大津高校を軸に展開されそうですが、順当にいくとベスト16で対戦する可能性があります。
もう一つの山は混戦模様、桐光学園高校が勝ち上がるか?
1回戦注目の好カードは、大津高校vs阪南大高、勝ち上がると初出場ながら激戦・福岡県予選を勝ち抜いた福岡大若葉高校と対戦します。
2024インターハイサッカー開幕!試合結果?強豪校が大勝
いよいよ2024年インターハイ・サッカーが開幕しました。
各ブロックの結果をご報告します。
Aブロック 神村学園は4戦24ゴールでベスト4へ!
ベスト4をかけて、プレミアリーグWESTに所属するチーム同士、静岡学園高校vs神村学園高校の対戦が行われました。
プレミアリーグでの対戦は、4対3と神村学園高校が勝利していました、インターハイでも神村学園高校が勝利しました。
神村学園高校は、4戦24得点、無失点と盤石の戦いが続き、注目の名和田我空選手は8得点と得点王を狙えます。
Bブロック 市立船橋を破り米子北がベスト4へ!
ベスト4をかけた対戦は、市立船橋高校vs米子北高校となりました。
両チーム共にプレミアリーグに所属、同リーグでは下位に低迷し苦戦していますが、インターハイでは米子北高校が勝利しました。
Cブロック 優勝候補対決!青森山田を破り帝京長岡がベスト4へ
プレミアリーグに所属する高校が順当に勝ち上がり、ベスト4をかけ優勝候補同士の対戦、帝京長岡高校vs青森山田高校となりました。
王者・青森山田高校を破り、パスサッカーが魅力の帝京長岡高校がベスト4進出です。
Dブロック 優勝候補・大津が初戦敗退の波乱!昌平がベスト4へ
ベスト4をかけてプレミアリーグ所属の昌平高校と昨年度準優勝の桐光学園高校が対戦しました。
プレミアリーグに所属する優勝候補の一角・昌平高校がベスト4進出です。
準決勝 神村学園vs米子北 帝京長岡vs昌平
プレミアリーグに所属する4チームがインターハイ準決勝に残りました。
第1試合は、神村学園高校vs米子北高校、同じプレミアリーグWEST所属チーム同士の対戦です。同リーグの対戦では4対2で神村学園高校が勝利していました。
インターハイでも神村学園高校が1対0で勝利、注目の名和田我空選手が得点を決め、通算9得点としました。
第2試合は、帝京長岡高校vs昌平高校、プレミアリーグWESTとEAST所属チームの対戦です。パスワークが魅力のチーム同士の対戦となりました。
試合は、接戦となり、昌平高校が2対1で勝利、昌平高校のキャプテン・大谷湊斗選手が2得点を決めています。
決勝 神村学園vs昌平!昌平高校が初優勝
インターハイ決勝は、鹿児島県代表・神村学園高校と埼玉県代表・昌平高校の対戦となり、いずれが勝っても初優勝となります。
両チーム共にタレント豊富で、攻撃が持ち味のチーム同士の対戦となり、非常に面白い試合展開でしたが、試合は3対2で昌平高校が勝利し、初優勝を達成しました。
次は、冬の選手権に向けて、対戦を楽しみにしたいと思います。
高校サッカープロ内定2025年!高岡伶颯はサウサンプトンへ
2024年6月19日、来季イングランド・プレミアリーグに昇格したサウサンプトンが宮崎県・日章学園高校の注目FW高岡伶颯選手の加入内定を発表しました。
高校卒業後に日本のプロ・Jリーグを経由せず、欧州のプロチームへ加入する選手が、また誕生しました。