2019年5月25日から6月16日の期間でU20ワールドカップがポーランドで開催されます。
日本代表は2018年10月にインドネシアで開催された予選を勝ち抜き、出場を決めています。
同大会には、全24カ国が出場し、予選グループ、決勝トーナメントと行われる予定です。
U20ワールドカップ出場を勝ち取った日本代表、そして各地域を勝ち抜いた国々をご紹介したいと思います。
U20ワールドカップ2019参加24カ国はどこか?ヨーロッパは出場枠5つで激戦区!
U20ワールドカップ2019の出場国は、現在下記の通りとなっています。
この大会は1999年1月1日以降に誕生した選手が出場する大会になります。
ワールドカップに比べると出場国も少ないですが、ヨーロッパの出場は非常に少ない印象です。
一方、オセアニアが割と手厚い印象です。
開催国:ポーランド
欧州(5):1位ポルトガル、2位イタリア、3位ウクライナ、3位フランス、5位ノルウェー
アジア(4):1位サウジアラビア、2位韓国、3位日本、3位カタール
オセアニア(2):1位ニュージーランド、2位タヒチ
北中米カリブ海(4):1位アメリカ合衆国、2位メキシコ、3位パナマ、3位ホンジュラス
アフリカ(4):1位セネガル、2位ナイジェリア、3位南アフリカ共和国、4位マリ
南米(4):1位エクアドル、2位アルゼンチン、3位ウルグアイ、4位コロンビア
アジア予選!出場4枠を掛けた戦い?日本代表は見事出場を勝ち取る
2018年10月からU20ワールドカップ2019出場を目指したアジア予選が開催されました。
インドネシアで開催されたAFC U-19選手権がアジア予選を兼ねており、U19日本代表が出場しました。
出場メンバーは下記となっております。
U-20ワールドカップ出場の為には、アジア予選でベスト4に進む必要がありました。
日本は予選グループで北朝鮮、タイ、イラクと同組で、厳しいグループに入った印象でしたが、予選は3戦全勝と圧倒的な強さで1位通過しました。
続く決勝トーナメントではグループAを2位で勝ち上がって来た開催国インドネシアと対戦しました。
完全アウェイの中での戦いでしたので、非常に難しかったと思いますが、前半40分に先制、その後追加し、2対0で見事勝利を収めました。
準決勝ではサウジアラビアと対戦、残念ながら0対2で敗戦し、優勝には手が届きませんでした。
アジア予選を勝ち上がった国は、サウジアラビア、韓国、日本、カタールとなりました。
ポーランドで開催される本大会で優勝を目指し、頑張って欲しいと思います。
本大会では、注目の久保建英選手や鹿島アントラーズで成長著しい安部裕葵選手らに注目したいと思います。
一方、本大会に誰が出場するのか、下からの押し上げも激しく熾烈なメンバー争いも予想されます。
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ブラジル遠征!U19日本代表はブラジルU20代表に見事勝利?西川潤ら新戦力を試す
2018年12月、U20ワールドカップ出場を勝ち取ったU19日本代表がブラジル遠征を行いました。
今回の召集メンバーは下記となっています。
青字が、U20ワールドカップ予選には召集されなかったメンバーです。
第97回全国高校サッカー選手権大会を控える桐光学園高校の西川潤選手や東福岡高校の中村拓海選手らが選ばれました。
今回はガンバ大阪でプレー中村敬斗選手にも注目でした。
ブラジル遠征では、ゴイタカスFC、U20CRフラメンゴ、U19ブラジル代表と対戦しました。
U19日本代表は2勝1分と、非常に貴重な経験を積むことができました。
久保建英選手の2試合連続ゴール、今回召集の新戦力の活躍もあり、本選に向けて着々と強化が進んでいます。
U19日本代表の強みは、Jリーグでプレーしている選手がたくさんいることかと思います。
このまま行くと、本大会でも好成績が期待できるのではないかと思います。
そして、何名かの選手は、東京オリンピックへも出場する可能性があります。
ヨーロッパ予選!ポルトガルが1位通過?出場は5カ国
U20ワールドカップにはヨーロッパから開催国のポーランドを含め6カ国が参加します。
2018年7月にフィンランドで開催されたUEFA U19欧州選手権がU20ワールドカップの予選を兼ねており、開催国以外5カ国の出場が決定しました。
出場国は、ポルトガル、イタリア、ウクライナ、フランス、ノルウェーとなっています。
前回韓国大会で優勝したイングランドは残念ながら予選敗退となってしまいました。
UEFAU19欧州選手権ではポルトガルが優勝、イタリアが準優勝となっているが、2年前のU17欧州選手権でもポルトガルが優勝、イタリアが準優勝となっており、ライバル関係にあります。
決勝戦は4対3と、得点の奪い合いでした。
ポルトガルは破壊力抜群のチームで、ベンフィカ所属のFWジョゼ・ゴメス選手、FWジョアン・フィリペ選手に注目です。
ジョアン・フィリペ選手は今大会5得点し、得点王に輝いています。
イタリアも注目選手がたくさんいますが、ユヴェントス所属のバロテッリ2世、FWモイーズ・キーン選手、セリエAデビューを果たしたインテルFWアンドレア・ピナモンティ選手に注目です。
モイーズ・キーン選手は同大会で4得点とチーム内得点王になり、活躍しました。
オセアニア予選!出場2枠を掛けてOFC U20選手権開催
2018年8月タヒチで開催されたOFC U20選手権がU20ワールドカップ出場の為の予選を兼ねていました。
ニュージーランド、タヒチ、パプアニューギニア、トンガが総当たりで対戦しました。
OFC U20選手権に出場するためには予選を勝ち上がらなければならず、最弱国と言われたトンガが勝ち上がったことが非常に驚きを持たれていました。
同大会ではニュージーランドが優勝、タヒチが2位になっています。
北中米カリブ海予選!予選を兼ねたCONCANAF U20選手権開催
2018年11月アメリカで開催されたCONCACAF U20選手権がU20ワールドカップ出場の為の予選を兼ねていました。
まず初めに、6つのグループに別れ予選リーグが開催され、1位のチームが勝ち上がります。
勝ち上がった6カ国が2つのグループに別れ、対戦しました。
1つ目のグループは、アメリカ、ホンジュラス、コスタリカでした。
2つ目のグループは、メキシコ、パナマ、エルサルバドルでした。
最終的には、優勝したアメリカ、準優勝のメキシコ、ホンジュラス、パナマが予選を通過しました。
準優勝したメキシコは予選グループでジャマイカと同勝ち点ながら、得失点差で辛くも予選を通過し、今回の結果を収めています。
U20ワールドカップ組み合わせ決定!日本代表はグループリーグ突破へ
U20ワールドカップ2019の組み合わせが決定しました。
組み合わせは下記となっています。
グループA: ポーランド、コロンビア、タヒチ、セネガル
グループB: メキシコ、イタリア、日本、エクアドル
グループC: ホンジュラス、ニュージーランド、ウルグアイ、ノルウェー
グループD: カタール、ナイジェリア、ウクライナ、アメリカ
グループE: パナマ、マリ、フランス、サウジアラビア
グループF: ポルトガル、韓国、アルゼンチン、南アフリカ
日本代表は欧州予選2位のイタリア、北中米カリブ予選2位のメキシコ、そして南米王者エクアドルと同組となりました。
予選に同居した国はいずれも難敵であり、グループリーグ突破には厳しい戦いが続きそうです。
注目のグループは、グループFでしょうか。
アジア代表の韓国に加え、欧州1位のポルトガルと南米2位のアルゼンチンが入り、厳しい組み合わせとなっています。
ポーランド・スペイン遠征!U20日本代表は新戦力を試す?
2019年3月U20日本代表は、ポーランド・スペイン遠征を行いました。
召集メンバーは下記となっています。
田川亨介選手、齊藤未月選手、橋岡大樹選手、久保建英選手はAFC U23選手権2020予選へ臨むことになり、今回は召集されませんでした。
17歳ながら飛び級召集となった櫻川ソロモン選手、西川潤選手に注目です。
また、すでにJ1でも試合に出場している安部裕葵選手や鈴木冬一選手の活躍も期待したいです。
今回は、開催国ポーランド、南米1位のアルゼンチン、北中米1位のアメリカと強豪国との対戦となり、結果は下記の通り、残念ながら3戦3敗でした。
3月21日 日本1-4ポーランド
3月23日 日本0-1アルゼンチン
3月25日 日本1-2アメリカ
本大会では、フィジカルに勝る相手とどのように戦って行くかが、鍵になるのではないでしょうか。
今回召集メンバーに、不参加だったメンバーを加え、大会に臨むことになると思いますが、若手選手の世界へのアピールの場として活躍を期待したいです。
トレーニングキャンプ2019年4月!U20日本代表は大学選抜と練習試合
2019年4月14日から16日の間でU20日本代表はトレーニングキャンプを実施しました。
今回トレーニングキャンプに選出のメンバーは下記となります。
セレッソ大阪に加入が内定し、特別指定選手にもなった西川潤選手に注目です。
5月の本大会に向けて、メンバーが絞られてきたのでしょうか。
4月16日は全日本大学選抜と練習試合を行い、1対1の引き分けに終わりました。
この試合の目的はチームとして完成度を上げるということでしたので、この結果を踏まえ足りない部分で選手の入れ替えを行うのではないでしょうか。
U20日本代表メンバー発表・2019年5月7日!グループステージ突破へ
2019年5月7日U20日本代表のメンバーが発表されました。
FC東京の久保建英選手、鹿島アントラーズの安部裕葵選手、サンフレッチェ広島の大迫敬介選手はメンバーから外れました。
南米選手権に参加する日本代表・A代表に選出されることが濃厚です。
U20日本代表のメンバーは下記となりました。
ほとんどのメンバーがこれまで選出されたことのあるメンバーになります。
まずは、初戦エクアドル戦に勝って、波に乗りたいところです。
飛び級で選出されたセレッソ大阪内定の西川潤選手の活躍に期待がかかります。
初戦は南米王者エクアドルと引き分け!U20ワールドカップ開幕
2019年5月24日、U20日本代表は初戦、南米王者エクアドルと対戦しました。
フォーメーションは4-4-2を採用し、スターティングメンバーは下記となりました。
前半U20日本代表は、南米王者エクアドルの華麗なパス回しに苦戦します。
そんな中、何度か決定機もありましたが決めきれずにいると、前半終了間際にオウンゴールで先制点を許してしまいました。
後半開始から、斉藤光毅選手を下げて、宮代大聖選手を投入、攻撃の活性化を図ります。
後半開始早々、エクアドルにPKを与えてしまいます。
ここはGK若原智哉選手が相手10番の蹴るコースをしっかり読んで、見事PKをストップしました。
後半21分、郷家友太選手にかえて、期待の選手、西川潤選手を投入します。
その後、西川潤選手選手のヘディングを起点に、山田康選手のゴールが生まれます。
U20日本代表は終了間際に山田康太選手に変わって中村敬斗選手が投入、試合はそのまま1対1の引き分けに終わりました。
試合を通じて目立ったのは、中盤を走り回る齊藤未月選手だったと思います。
齊藤未月選手は攻守に渡り、あらゆるところに顔を出し、非常にアグレッシブにプレーしていたと思います。
エースナンバー10を背負い、チームのキャプテンを務めます。
インターナショナルスクールに通い、英語も堪能とのことで、今後注目です。
次戦は初戦イタリア代表に1対2で敗れたメキシコ代表と対戦です。
グループリーグ突破に向けて落とせない試合になります。
第2戦メキシコ撃破!U20日本代表は決勝トーナメントへ大きく前進
U20ワールドカップ予選グループ第2戦で、日本代表はメキシコ代表を見事撃破しました。
第2戦は、第1戦と同じ4-4-2のフォーメーションですが、先発メンバーを3人入れ替えて臨みます。
序盤はメキシコ代表にボールを回され、決定的なチャンスが2度訪れますが何とか凌ぐと、前半、エースFW宮代大聖選手が先制ゴールを決めます。
その後も、田川亨介選手が追加点、宮代大聖選手がダメ押しの自身2点目を決め、3対0でメキシコ代表を破りました。
メキシコのエース10番ライネス選手もあまり目立った活躍はできませんでした。
同グールもう1試合ですが、イタリア代表がエクアドル代表を破り、イタリア代表は決勝トーナメント進出を決めました。
第3戦、日本代表は引き分け以上で決勝トーナメント進出が確定します。
既に決勝トーナメント進出を決めているイタリア代表との対戦となりますので、お互いに堅い戦い方をするのではないでしょうか。
第3戦イタリア代表と引き分け!U20日本代表グループ2位で決勝トーナメント進出
第3戦、U20日本代表はイタリア代表と対戦しました。
先発メンバーは下記となっています。
西川潤選手、三國ケネディエブズ選手が初めて、先発に名を連ねました。
U20日本代表は、前半イタリア代表に決定的なチャンスを与えますが、そこをしのぐとPKを獲得します。
PKは相手GKにセーブされ、先制点ならず。
その後も膠着状態が続きますが、田川亨介選手、斉藤光毅選手と怪我で交代を余儀なくされます。
試合は両得点を奪えず0対0の引き分けに終わりました。
イタリア代表が1位、U20日本代表は2位で決勝トーナメント進出を決めました。
さあ決勝トーナメント1回戦はどの国と対戦するでしょうか。
決勝トーナメントの対戦相手決定!U20W杯で日韓対決が実現
U20ワールドカップの決勝トーナメント進出16チームが出揃いました。
対戦相手が決まり、6月4日にU20日本代表はU20韓国代表と対戦することが決定しました。
アジア勢同士の対戦です。
トーナメント表は下記を参照ください。
アジア予選を1位で勝ち抜いたU20サウジアラビア代表とU20カタール代表は予選敗退となってしまいました。
そして優勝候補のU20ポルトガル代表も予選敗退となってしまいました。
U20日本代表対U20韓国代表戦ですが、日本代表は中5日、韓国代表は中3日での試合となり、日程的にはU20日本代表に有利です。
しかしながら、日本代表は田川亨介選手、斉藤光毅選手が負傷離脱してしまい、総力戦を強いられます。
U20韓国代表には神童と呼ばれるバレンシア所属のイ・ガンイン選手がいます。
韓国の10番を背負うイ・ガンイン選手をいかに抑えるかが重要です。
優勝目指し頑張って欲しいです。
決勝トーナメント初戦・U20韓国代表に敗れる!攻勢も無得点に
U20ワールドカップ決勝トーナメント初戦で、U20日本代表は、U20韓国代表と対戦しました。
先発メンバーは下記となっています。
中5日と有利な日本は前半から押し気味に試合を進めますがなかなか得点を奪えません。
後半5分に郷家友太選手のゴールが決まりますが、VARの判定でノーゴールとなります。
直前の宮代大聖選手のプレーがオフサイドと判定されました。
後半39分にパスミスから韓国に得点を奪われ、試合は0対1で敗れてしまいました。
悔しい敗戦ですが、今回参加した選手には、東京オリンピックの日本代表に選ばれるよう頑張って欲しいと思います。