2019年1月柏レイソルに所属する中山雄太選手がオランダ1部PECズヴォレに移籍することが発表されました。
中山雄太選手はU20ワールドカップで冨安健洋選手とセンターバックを組んでいた期待の若手ディフェンダーです。
左足から繰り出す精度の高いキックも魅力で、貴重な左利きの選手だと思います。
センターバック、サイドバック、ボランチのポジションをこなすことができますが、将来、日本代表で冨安健洋選手とセンターバックのコンビを組んでいるかもしれません。
中山雄太選手のこれまでの活躍と移籍するオランダリーグについてご紹介したいと思います。
中山雄太はU20ワールドカップに出場!同僚伊東純也より先に海外移籍へ?
中山雄太選手は茨城県龍ヶ崎市出身です。
教員の両親の元に生まれ、高校も一般受験で進学し、文武両道の生活を送って来ました。
小学校時代はピアノも習っていたようです。
柏レイソルの下部組織出身で、高校2年生の時にトップチームに2種登録される逸材でした。
中盤からディフェンスラインのポジションをこなし、ユーティリティ性のあるプレイヤーです。
柏レイソルU18では主将を務め、高校サッカーの最高峰のプレミアリーグEASTで優勝を経験しています。
柏レイソルU18からトップチームに昇格すると1年目からデビューを果たし、2年目にはレギュラーポジションを獲得しました。
柏レイソルでは主にセンターバックのポジションで活躍しています。
日本代表としては、U16日本代表、そして2016年10月のAFC U19選手権に出場し、優勝に貢献しました。
その後、U20ワールドカップ2017韓国大会に出場、すでに日本代表で活躍する冨安健洋選手とセンターバックを組んで、ベスト16まで進みました。
当時のU20日本代表では堂安律選手がオランダに移籍、冨安健洋選手がベルギーに移籍し、すでに日本代表に選ばれるまでになっています。
他にも川崎フロンターレの板倉滉選手も海外移籍が噂されるなど、期待の選手が多数存在します。
中山雄太選手の魅力は左利きであること、そしてセンターバックながら後方から精度の高いキックで攻撃を組み立てることができることです。
ボールを奪って簡単に前に蹴るのではなく、相手をかわして、攻撃の起点になっています。
オランダ・エールディビジョンのズヴォレ下位に低迷!青色の狼?中山雄太は救世主
オランダ1部のエールディビジョンは18チームで争われています。
若手選手の育成リーグの位置づけが強く、過去日本人選手も多数プレーしています。
2019年1月現在は、フローニンゲンで堂安律選手、ヘーレンフェーンで小林祐希選手がプレーしています。
かつては、小野伸二選手、本田圭佑選手、吉田麻也選手がプレーしており、本田圭佑選手、吉田麻也選手はそこからステップアップしていきました。
2019年1月14日現在の順位表は下記の通りとなっています。
PSV、アヤックス、フェイエノールトがオランダ・エールディビジョンの3強です。
2018/2019シーズンは、PSV、アヤックスの2強といった感じで、特にアヤックスはチャンピオンズリーグでも決勝トーナメントに進出しています。
アヤックスの若手の逸材、MFフレンキー・デ・ヨングとDFマタイ・デ・リフトはビッククラブ行きが噂される選手です。
移籍金は100億円近いとも言われています。
オランダ・エールディビジョンで活躍する若手が育っている影響もあり、オランダ代表も一時の低迷期から脱しつつあります。
中山雄太選手はシーズン途中での移籍、そして日本のJリーグはシーズンオフでしたので、非常に難しい中での移籍になるかと思います。
そして、チームは下位に低迷している為、オランダ1部から落ちないよう、中山雄太選手の活躍に期待がかかります。
ビッククラブでも活躍できる若手が多数いるリーグですので、是非中山雄太選手にも活躍して欲しいと思います。
まとめ
中山雄太選手は攻撃的なセンターバックで、その活躍が非常に楽しみです。
センターバックには守備だけでなく攻撃の起点となることが求められているので、海外向きのプレーができるのではないかという印象です。
また、U20ワールドカップで一緒にプレーした堂安律選手との対戦も非常に興味があります。