2018-19シーズン鎌田大地選手はドイツ・ブンデスリーガ1部のフランクフルトからベルギー1部のシントトロイデンVVへ移籍しました。
シントトロイデンVVとしては5人目の日本人選手獲得となります。
2018年9月16日のデビュー戦となる対ヘント戦、途中出場から決勝ゴールを決めました。
続く9月22日対アントワープ戦にも途中出場からゴールを決めました。
ドイツ・ブンデスリーガ1部で思ったような活躍ができなかった鎌田大地選手ですが、今後の活躍が期待されます。
シントトロイデンVVおよび鎌田大地選手のこれまでの活躍についてご紹介したいと思います。
シントトロイデンVVは日本人の経営!CEOは立石敬之さん?
ベルギー1部のシントトロイデンVVは日本のDMMという会社が経営権を持っています。
2017年にスポンサーではなく経営権を取得しています。
そして2018年1月にはチームの最高経営責任者(CEO)に元FC東京GMの立石敬之さんが就任しました。
ベルギーリーグは外国人枠の無いリーグの為、日本人選手を複数獲得することができました。
チームの強化策としてもアジアからの資金集めは重要なポイントに挙げられています。
一方、地元のチームですので下部組織の充実とスタジアムの集客は非常に重要と考えているようです。
シントトロイデンVVは2017-2018シーズン、ベルギー1部で16チーム中10位でした。
ベルギー1部は欧州の中で決してレベルの高いリーグではありませんが、活躍すれば欧州のビッククラブへの移籍が叶うステップアップリーグの位置づけです。
ベルギーリーグは特殊な戦い方をするリーグです。
年間リーグ終了後、1~6位がプレーオフで優勝を争い、1~3位のチームには欧州CLまたはELへの出場権が与えられます。
そしてプレーオフ4位のチームはプレーオフ2の優勝チームと戦い、勝者にELへの出場権が与えられます。
プレーオフ2はリーグ7~15位と2部リーグ1~3位のチームで争われます。
フランクフルトからシントトロイデンVVへ!ついに天才が開花するか?
鎌田大地選手は愛媛県出身です。
中学時代はガンバ大阪ジュニアユースで過ごしています。
その後、ガンバ大阪ユースには昇格できなかった為、京都の東山高校に進学しました。
当時、東山高校はプレミアリーグWESTに所属しており、そこで鎌田大地選手は得点ランキング4位の10得点を挙げています。
しかしながら東山高校は最下位でプリンスリーグに降格しています。
プレミアリーグWSETの得点ランキングを見ると、同じ4位にCSKAモスクワに移籍した西村拓真選手、ドイツ2部のホルシュタイン・キールに所属する奥川雅也選手、2位にガンバ大阪所属の高木彰人選手の名前がありました。
高校卒業前に複数のJクラブの練習に参加し、その才能を見抜いたサガン鳥栖に入団しました。
2015年サガン鳥栖に入団した鎌田大地選手は当時の森下仁志監督の指導の下、その才能を開花し始めます。
入団1年目からJデビューし、デビュー戦で見事ゴールを挙げました。
2年目はレギュラーに定着し28試合で7ゴールを挙げ、天才司令塔としてチームを牽引しました。
続く3年の途中で、ドイツ・ブンデスリーガ1部フランクフルトへ移籍しました。
フランクフルトと言えば長谷部誠選手が所属することで有名です。
フランクフルトでは開幕戦こそ先発の座を勝ち取ったものの、そのチャンスを生かせず、以降ベンチ外等、あまり多くの出場機会を得られませんでした。
そして、2018-19シーズン開幕後、ベルギー1部のシントトロイデンへ移籍しました。
移籍後、冒頭の通りの活躍を収めています。
まとめ
鎌田大地選手は2018年9月22日現在、22歳とこれからの活躍が期待される選手です。
ベルギーでドリブルから相手をかわしてゴールを挙げ、そのテクニックは折り紙付きです。
身長180cmながら体重72kgと体格に少し難があると言われています。
これから当たり負けしない体を作り上げて、さらなるステップアップを期待したいと思います。