J1柏レイソルに所属していた伊東純也選手は、右サイドからスピードのある仕掛けで得点もアシストもできる選手です。
2018ワールドカップ終了後の2018-2019シーズン開幕に向けて、海外でも注目され、ドイツ1部フォルトゥナ・デュッセルドルフへの移籍も噂されていました。
2019年にベルギーリーグ・KRCヘンクへの移籍を果たしています。
50m5秒台・右サイドの快速ドリブラー・伊東純也選手のJリーグ入団までと入団後についてご紹介したいと思います。
伊東純也は高校時代無名?大学2部の神奈川大学で活躍しJリーグ甲府へ
伊東純也選手は中学時代に横浜F・マリノスジュニアユースを受けて不合格となり、横須賀シーガルズジュニアユースでプレーしていました。
高校は地元の公立高校、神奈川県立逗葉高校です。
同級生には、逗葉高校のサッカー部ではなく、横浜Fマリノスユースでプレーする小野裕二選手がいました。
小野裕二選手は、横浜Fマリノスからベルギーリーグに移籍、2018年はサガン鳥栖でプレーしていました。
横浜Fマリノスユース在籍中にトップチームへ登録されるほどの選手でした。
一方、伊東純也選手は高校時代、全国的には無名でしたが、地元では割と有名な選手だったようです。
高校卒業後、推薦により神奈川大学に進学、ポジションは主にフォワード及び2列目でプレーしていました。
伊東純也選手が2年生の時に、神奈川大学は関東大学サッカー2部に降格してしまいます。
伊東純也選手は、3年生の時に20試合17ゴールと活躍し関東大学サッカー2部で得点王となりました。
4年生の時には10得点12アシストをあげて神奈川大学を関東大学サッカー1部に昇格させる活躍をしました。
2年連続ベストイレブンにも選ばれ、徐々に頭角を現わして来ます。
神奈川大学での活躍により、ヴァンフォーレ甲府とモンテディオ山形からオファーを受けて、J1ヴァンフォーレ甲府に入団しました。
名スカウトにより甲府へ?柏レイソル移籍後サイドの快速プレイヤーに!
伊東純也選手はヴァンフォーレ甲府の名スカウト森淳さんの発掘により、ヴァンフォーレ甲府に入団しました。
森保ジャパンに召集されたサイドバック佐々木翔選手も、森淳さんの発掘により、神奈川大学からヴァンフォーレ甲府に入団しています。
佐々木翔選手は、ヴァンフォーレ甲府で活躍しサンフレッチェ広島に移籍しています。
森淳さんは、まずはヴァンフォーレ甲府のようなスモールクラブで活躍してからビッククラブへ移籍したら良いのではないかと考えているようです。
伊東純也選手は、2015年ヴァンフォーレ甲府入団後、すぐにJ1デビュー、フォワードとしてプレーしてシーズン4得点を挙げました。
その活躍が認められ、翌2016年にはJ1柏レイソルに移籍しました。
柏レイソルでは、当時のミルトン・メンデス監督の下、サイドバックにコバートされました。
いきなりのサイドバックへのコバートですが、2列目サイドのプレイヤーへという現在のポジションを確立するためのコンバートだったと思います。
サイドバックから前線へのコンバートでは、レアル・マドリードで活躍したギャレス・ベイル選手を思い出します。
その後、すぐにミルトン・メデス監督は交代し、新たに下平隆宏監督が就任しました。
伊東純也選手は下平隆宏監督の下、ウイングハーフ等サイドの攻撃的なポジションで起用されるようになりました。
伊東純也選手の特徴であるスピードに乗ったドリブルを生かすには最適なポジションだったと思います。
50m5秒台と思われる快速でドリブルを仕掛けます。
最終的にはシーズン7得点を挙げ、柏レイソルの攻撃を牽引し、自身の最適なポジションを確立しました。
伊東純也はリオ五輪代表候補に召集!人見知りでインドア派?イケメンで人気者
伊東純也選手は、リオ五輪日本代表の候補に入っていました。
当時、手倉森誠監督もそのスピードに注目し、非常に期待が高かったようですが、最終的には、残念ながら落選してしまいました。
リオ五輪には、久保裕也選手、浅野拓磨選手、中島翔哉選手、南野拓実選手、遠藤航選手等、そうそうたるメンバー揃っていました。
当時、伊東純也選手が心配されていたのは、非常におとなしいことでした。
性格的に人見知りでインドア派で、普段あまり外出せず、代表合宿でも部屋の中で過ごすことが多かったとか。
ただ、そのルックスから女性に非常に人気があったようです。
柏レイソルがJ2に降格し海外移籍が加速!日本代表では堂安律とポジション争い?
2018年シーズン、アジアチャンピオンズリーグまで戦った柏レイソルはJ2へ降格しました。
柏レイソルは1年でJ1復帰を目指しますが、一方、伊東純也選手の海外移籍は加速することになりました。。
年齢的にも今がチャンスだったと思います。
日本代表には2017年に初選出され、2018年9月に初ゴールを決めています。
2019年開催されるAFCアジアカップ2019の日本代表メンバーにも選ばれてました。
右サイドを主戦場とする伊東純也選手は、日本代表では、若き注目選手・堂安律選手とポジションを争うことになります。
2人は特徴が違うので、森保ジャパンにとっては大きな武器になると思います。
後半途中から伊東純也選手が入ってきて、スピードでかき回すことができれば相手にとって非常に脅威となることでしょう。
ベルギーリーグ・KRCヘンクへ移籍!活躍しステップアップ?
2019年2月、伊東純也選手は、ベルギーリーグの強豪・KRCヘンクへ移籍しました。
当初は期限付き移籍でしたが、2019-2020シーズンからは正式な移籍となり、2020-2021シーズンもゴールを量産する活躍をしています。
次のシーズンは、更なるステップアップをするのではないかと言われています。
伊東純也の使用するスパイクはプーマ・フューチャー
スピードスター・伊東純也選手が使用するスパイクは、プーマ フューチャー 2.1 NETFIT FG/AG です。
「次世代のサッカーシューズ」がコンセプトの、フューチャーシリーズトップモデルです。
シューレースの通し方でフィットのカスタマイズを可能にしたNETFITシステムを採用しています。
FG/AGは天然芝及び人工芝グラウンド専用です。
ハード・人工芝はHGがおすすめです。
まとめ
伊東純也選手は初めにフォワードでプレーしていたことで高い得点能力が備わり、更にプロ入り後サイドバックでプレーしたことで守備の意識もできました。
現在は2列目サイドのプレイヤーとして、攻守両方を併せ持ち、日本代表に選ばれるまでになりました。
サイドのプレーヤーは上下動が激しく、攻撃に守備にその能力が要求されるポジションです。
伊東純也選手は、J1リーグでもスプリント回数の多い選手です。
豊富な運動量とスピードを武器に得点を量産して欲しいと思います。
そして、海外でも活躍し、ビッククラブへ移籍して欲しいです。