2010ワールカップで優勝、そして2014ワールドカップでは衝撃のグループリーグ敗退をしたスペイン代表。
その華麗なパスワークは健在のスペイン代表ですが、今回はワールドカップ直前に監督が解任されて参加することになり、結果はどうなるのでしょうか?
ヨーロッパ予選の結果、監督解任に至るまで、今回の注目選手についてご紹介したいと思います。
2018ワールドカップヨーロッパ予選は10戦無敗で首位通過!
スペインは、2018ワールドカップヨーロッパ予選はグループGに所属。
イタリア、アルバニア、イスラエル、マケドニア、リヒテンシュタインと同居です。
スペイン代表の成績は9勝1分、36得点3失点と強豪イタリアと同居する中、危なげなく通過しました。
得点能力もさることながら、失点も3と他のグループを見渡しても、イングランドと並ぶ最小失点です。
ちなみにイングランドは、18得点3失点。
恐らく、その高いボール保持率が最小失点にもつながっているのではないでしょうか。
2018ワールドカップ直前に衝撃のフレン・ロペテギ監督解任!
フレン・ロペテギ前監督は2016年デル・ボスケ前々監督の後任としてスペイン代表監督に就任しました。
以前はU-21スペイン代表の監督も務め、今回のワールカップ予選ではその時のメンバーも加わり、世代交代が進んで活躍しています。
監督就任後は20戦負けなしと好成績を残していただけに、非常に残念です。
フレン・ロペテギ氏は2018シーズンよりジダン前監督の後任として、レアル・マドリードの監督に就任することが発表されました。
これが大問題に。
今回の解任は、スペインサッカー連盟のルビアレス会長が、レアル・マドリードとの合意を知ったのが就任発表の5分前だったことが問題のようです。
情報を得たルビアレス会長はフレン・ロペテギ氏、フェルナンド・イエロ氏、選手等と会談を重ね、フレン・ロペテギ氏の解任とフェルナンド・イエロ氏の代表監督就任を決断しました。
ワールドカップ直前の解任とフェルナンド・イエロ監督の監督経験の浅さ(スペイン2部で1シーズン務めたのみ)が、今回スペイン代表にとって不安材料となっています。
今回のワールドカップにはどんなメンバーがいるのか?イニエスタは活躍するか?
スペイン代表でまず注目すべき選手の筆頭は、ワールドカップが終了すると日本(ヴィッセル神戸)にやって来るMFアンドレ・イニエスタ選手です。
そのファンタジックなプレーを、是非ワールドカップでも披露して欲しいですよね。
そして次に注目すべき選手は、背番号22、MFイスコ選手(フランシスコ・ロマン・アラルコン・スアレス)。
レアル・マドリードでプレーし、繊細なドリブル、正確なパス、高い得点能力を誇る選手です。
2018ワールドカップロシア大会では、イニエスタ選手とイスコ選手の競演を是非見てください。
注目すべき選手として最後に挙げるのは、FWジエゴ・コスタ選手。
アトレティコ・マドリード所属で、非常に得点能力が高い選手です。
前回2014ブラジルワールドカップでは、激しいブーイングを浴びていたのが記憶に新しいのではないでしょうか。
ブラジル出身でありながら最終的にスペイン代表を選んだことで、ブラジル国内では裏切り者扱いされたことが影響しています。
スペイン代表は華麗なパス回しをすることで有名ですが、本格的なストライカーがいなかった印象です。
そういった意味で、ジエゴ・コスタ選手がいることは大きなアドバンテージですね。
まとめ
2018ワールドカップロシア大会では、スペイン代表はグループBに所属。
ポルトガル、モロッコ、イランと同組です。
初戦はポルトガル代表と対戦し、壮絶な打ち合いの末、3対3とドローでした。
華麗なパスワークにサイドチェンジ、そして時にジエゴ・コスタ選手を狙ったロング・パス、そのロング・パスから個人技を織り交ぜて得点したジエゴ・コスタ選手はさすがという印象です。
対戦したポルトガル代表のカウンター攻撃も、すごかったですね。
スペイン代表は監督交代のバタバタもありましたが、無難なスタートを切ったのではないでしょうか。
今後も活躍して、是非楽しませて欲しいです。