サイ・ゴダート選手はイギリスのロンドン出身で、父がイギリス人、母が日本人の選手です。
トッテナムのアカデミーで育ち、各年代アンダーの日本代表としてプレーしています。
将来、日本代表のトップチームで活躍が期待される選手です。
サイ・ゴダート選手について、これまでの経歴とイタリアのセリエBについて、ご紹介したいと思います。
トッテナムU-18では背番号10を背負う!そしてイタリアへ移籍
サイ・ゴダート選手は1997年4月2日生まれで2018年8月現在、21歳です。
2020年東京オリンピックに出場できる世代です。
トッテナムアカデミーで育ち、トッテナムU-18、トッテナムU-21に在籍していました。
トッテナムU-18では背番号10を背負ったもののトッテナムU-21との契約が切れ、イタリアで入団テストを受けていました。
そして、2018年8月イタリアのセリエB、ベネベントとの契約が発表されました。
ポジションはミッドフィルダーで、攻撃的なポジションからボランチまでこなし、左右の足で問題なくボールを扱うことができます。
サイ・ゴダート選手は、将来日本代表でプレーすることを希望しており、U-16、U-17、U-18各年代の日本代表に選ばれています。
イギリス生活の長いサイ・ゴダート選手ですので、早い段階から日本代表のアンダーのカテゴリーでプレーしておくことは非常に重要なことだと思います。
同じように一緒にプレーする同年代の選手にとっても刺激になるかと思います。
イタリアのセリエBベネベントとは?イタリアでプレーする日本人は?
2018-19シーズン、イタリアでプレーする日本人選手がいなくなってしまいました。
今回サイ・ゴダート選手の移籍が発表されたことで、イタリアでプレーする唯一の選手となります。
かつては、中田英寿さん、中村俊輔選手、本田圭佑選手、長友佑都選手と日本を代表する選手がイタリアのセリアAでプレーしてきました。
セリエAのレベルも非常に高かったです。
しかしながら、近年のイタリアサッカーの後退と共に、イタリアでプレーする日本人選手の数も激減してしまいました。
ベネベントは2017-18シーズンはセリエAに所属していましたが降格し、2018-19シーズンはセリエBで戦うことになりました。
ベネベントはイタリアのカンパニア州ベネベントにあり、州都はナポリでイタリア南部に位置します。
ベネベントは順調に階段をのぼり、2016-17シーズンに昇格争いを勝ち抜き、セリエA昇格を勝ち取りました。
残念ながら1年でセリエBに降格してしまい、再度セリエAへの昇格を目指します。
イタリアのサッカーリーグは上からセリエA、セリエB、セリエCの順で構成されます。
その中のセリエBは22チームで構成され、上位2チームがセリアAへ自動昇格、3~6位のチームがプレーオフを争い、勝ったチームが昇格します。
一方、下位3チームはセリエCに降格、18~19位のチームがプレーアウトを争い、負けたチームも降格します。
2018-19シーズンはセリエBには、ヴェネツィア、チェゼーナ、ペルージャ、レッチェ、パレルモといった日本人にもなじみのあるチームもいます。
ヴェネツィアには名波浩さん、チェゼーナには長友佑都選手、ペルージャには中田英寿さんがかつて所属していました。
まとめ
新たな活躍の場をイタリアのセリエBに移したサイ・ゴダート選手ですが、厳しい戦いが待っているかと思います。
新天地で更なる活躍をして、是非日本代表で活躍する姿を見てみたい選手です。