日本代表と初戦で対戦するコロンビアは、南米予選を4位で勝ち抜いた強豪。
南米予選は7勝5敗6分、21得点19失点です。
前回の2014年ワールドカップに続き、日本代表はコロンビア代表とグループリーグで対戦します。
前回と状況が違う点は、前回は第3戦で対戦し負ければグループリーグ敗退が決まるため、勝つことが必須であったこと。
今回はグループリーグ初戦での対戦です。
初戦はお互い難しいものなので、強豪と当たるには初戦が良いとは思います。西野朗監督がU-23監督時代に演じたマイアミの軌跡(優勝候補のブラジルに勝利)も初戦でした。
この記事では、コロンビア代表には過去どんな選手がいたのか?今回の対戦で注目すべき選手は誰なのかをご紹介したいと思います。
コロンビア代表で過去に活躍した有名な選手は誰?
活躍した有名なコロンビア代表の選手と言えば、カルロス・バルデラマ。
長い金髪をなびかせながらプレーする姿が印象的な、テクニックのある選手です。
バルデラマの活躍により、コロンビア代表は1990年イタリア開催のワールドカップへ久しぶりに出場しました。
その時、一緒に活躍していたのがレネ・イギータ。
ゴールキーパーでありながら、フリーキック等のキッカーを務めることで注目を集めた選手です。
その後コロンビアは1994年アメリカ大会に優勝候補として出場しましたが、コロンビアはアメリカにオウンゴールを献上し、1次ラウンド敗退となってしまいました。
そして大変な事件が起こります。
大会終了後、コロンビア代表の他の選手が国民の非難や報復などを恐れて帰国を拒否した中、オウンゴールをしてグループリーグ敗退の原因を作ったアンドレス・エスコバルという選手は、オウンゴールについてファンやマスコミに説明するため、ただ一人帰国しました。
そして射殺されてしまい、大きなニュースとなりました。
この事件はエスコバルの悲劇と呼ばれ、今もなお語られています。
ロシアワールドカップ出場メンバーで注目すべき選手は?
ハメス・ロドリゲス
注目選手筆頭は、前回2014年ブラジルワールドカップでその名を世界に轟かせたハメス・ロドリゲス。
そのテクニックは一見の価値ありなんですが、日本にとっては脅威です。
ハメス・ロドリゲスは、大会後ASモナコからレアル・マドリードへ移籍して、現在はバイエルン・ミュンヘンでプレーしています。
レアル・マドリードでは出場機会に恵まれなかったのですが、バイエルン・ミュンヘンに移籍してからは、輝きを取り戻しつつあります。
ラダメル・ファルカオ
そして、もう一人の注目選手は、前回大会は大けがの影響により出場できなかったラダメル・ファルカオ。
ラダメル・ファルカオは得点能力にすぐれた選手で、けがから復帰後は不調が続いて移籍を繰り返しましたが、古巣ASモナコに復帰して復活を遂げた選手です。
選手としてのピークは過ぎている気がしますが、日本にとっては非常に怖い存在といえます。
ファン・クアドラード
現在、セリエA・ユヴェントスでプレーする、ドレッドヘアーが特徴的なフアン・クアドラード。
フアン・クアドラードは、とにかくドリブルで仕掛けるのが得意な選手です。日本戦でなければ、見ていて楽しいかも。
まとめ
コロンビアは今回もワールドカップ南米予選を順当に勝ち上がり、タレント豊富な手ごわい相手です。
ただし、南米予選の結果を見る限り、爆発的な得点力がある訳ではなく、守備が強固である訳ではないように思います。
初戦はどのチームもスロースタートになりがちな為、十分勝機はあるでしょう。
日本代表には、事前に徹底的に分析をして、勝利を目指し試合に臨んで欲しいと思います。