海外のサッカークラブと日本企業との間でユニフォームのスポンサー契約を結んでいるケースがあります。
その契約金は高騰しており、ビッククラブとの契約となると巨額のマネーが動きます。
2020年現在、ビッククラブとスポンサー契約を結んでいるケースとして、スペインのバルセロナと楽天、イングランドのチェルシーと横浜ゴムなどが挙げられます。
欧州サッカーは多くの国で試合が放送されており、世界的な認知度向上に大きく貢献します。
また、海外で活躍する日本人選手も増えており、スポンサー契約はその動向にも影響します。
どんなチームと日本企業がスポンサー契約を結んでいるのか、契約金はいくらなのか見ていきたいと思います。
楽天はバルセロナと胸スポンサー契約!海外での知名度アップへ
リオネル・メッシも所属するスペインの名門・バルセロナと楽天はメイングローバルパートナー契約を締結しています。
トップチームが着用するユニフォームの胸スポンサーとなっています。
契約期間は、2017年から2021年までの4年間で、1シーズンに5500万ユーロ(130円/ユーロとして約72億円)を楽天が支払うことになっているようです。
超大型契約となっています。
横浜ゴムはチェルシーと!最初の胸スポンサー契約はリバプールと日立
イングランド・プレミアリーグの強豪・チェルシーと横浜ゴムは長期のパートナー契約を締結しています。
ユニフォームの胸には、YOKOHAMA TYRESの文字がプリントされています。
契約期間は、2015年から2020年までの5年間で、1シーズンに4000万ポンド(140円/ポンドとして約56億円)を横浜ゴムが支払うことになっているようです。
ただ、2020-21シーズンから新しいスポンサー・スリーに代わってしまいました。
イングランド・プレミアリーグで胸スポンサー契約を最初に始めたは、リバプールと言われています。
そして、その時、契約したのは日本企業の日立・HITACHIです。
DMMはシントトロイデンを買収!スポンサーではなくオーナーに
DMMは、ベルギー1部のシントトロイデンVVを買収しました。
DMMはスポンサーとしてではなく、オーナーとしてサッカークラブを経営する道を選択しました。
買収金額は20~30億円程度ではないかと言われています。
日本企業のDMMが買収したことで、多くの日本人がシントトロイデンで活躍しています。
イタリアで活躍する冨安健洋選手やドイツで活躍する遠藤航選手、鎌田大地選手もかつて、シントトロイデンでプレーしています。
2021年2月13日現在、シントトロイデンで活躍する鈴木優磨選手も今後、別の国にステップアップするかもしれません。
中島翔哉など日本人選手が多いポルティモネンセ!スポンサーはセレモニー?
かつて日本代表・中島翔哉選手も在籍したポルトガル1部のポルティモネンセSCは、日本人が多数在籍したことのあるクラブです。
2021年2月13日現在、GK中村航輔選手、DF安西幸輝選手が在籍しています。
破談になりましたが本田圭佑選手と契約したり、またポルティモネンセU23には全国高校サッカー選手権大会で活躍した山梨学院高校高校の広澤灯喜選手の加入が決まりました。
そんなポルティモネンセSCと日本企業のセレモニーが2018年8月にメインスポンサー契約を締結しました。
ユニフォームの胸にはセレモニーと書かれています。
スポンサー契約料は不明です。
セレモニーは、埼玉県の冠婚葬祭企業で、社長さんが大のサッカー好きのようです。
他にもJ1浦和レッズ、J2大宮アルディージャのスポンサーをしています。
2020年9月には、シティ・フットボール・グループがポルティモネンセを約50億円で買収しようとしたが破談になったとか。
クラブの希望と3倍以上の開きがあったようで、20~30億円と言われるシントトロイデンは安かったのでしょうか。
長谷部誠のフランクフルト・スポンサーはインディード
2020/2021年シーズン、長谷部誠選手と鎌田大地選手が所属するフランクフルト(ドイツ・ブンデスリーガ)のメインスポンサーはインディードです。
インディードは米国企業ですが、日本のリクルートが買収した企業です。
インディードは、2017年から3年間(1年のオプション付き)、年間630万ユーロ(130円/ユーロとして約8億円)のメインスポンサー契約を結んでいるようです。
ドイツ・ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンは、ドイツ・テレコムとのスポンサー契約は年間3,500万ユーロと言われています。
人気クラブほど、スポンサー料は高くなっています。
セリエA・トリノのスポンサーはスズキ
イタリア・セリエAのトリノの胸スポンサ-は日本の自動車メーカー・スズキです。
スズキは2013/14シーズンからスポンサー契約を結び、2015/16シーズンからメインスポンサー契約を結んでいます。
スポンサー契約料は、年間500万ユーロ(130円/ユーロとして約6.5億円)のようです。
スズキにとってトリノはイタリア国内の製品販売の拠点となっており、縁が深いのでしょう。
トリノにはかつて、大黒将司選手が在籍していましたが、2020/21シーズン現在、日本人選手はいません。
一時期、香川真司選手の獲得が噂されていましたが。