乾貴士は2018年シーズンよりエイバルから新天地レアル・ベティスへの移籍が決定した。
スペインで着実にステップアップしている。
そして、2018ロシアワールドカップ日本代表にも選ばれており、その活躍が期待される。
日本代表の切り札、得意のドリブルで世界をあっと言わせて欲しい。
その経歴についてスペイン移籍までとスペイン移籍後に関して確認したい。
念願のスペイン移籍にいたるまでの道のりは?
高校は野洲高校出身。
今でこそ有名であるが、当時は無名校と言ってよかった。
高校2年でレギュラーの座をつかみ、第84回全国高校サッカー選手権大会に出場し、大会優勝を果たした。
1学年上に楠上順平(現清水エスパルス)がいた。
当時、セクシーフットボールと話題になった高校で、最終ラインからボールを繋ぎ、1対1では個人技を仕掛ける。
見ているものを楽しませる衝撃的なサッカーでした。
選手権の決勝は体育会系のサッカーが古いのではないかと思われた瞬間かもしれません。
その当時、指導者(監督及びコーチ)も話題になりましが、特にコーチが教え子たちにドリブルを徹底的に仕込んでいたようです。
“野洲ドリ”という言葉が生まれています。
乾は高校卒業後、横浜F・マリノスに入団したが、不遇の時を過ごし、セレッソ大阪に移籍し、その才能を開花させた。
当時セレッソ大阪には香川真司がいた。
余談ですが、一度海外に移籍後、セレッソ大阪の試合を奥さんと観戦しに来たのを見たことがある。
セレッソ大阪での活躍を経てドイツ2部VfLボーフム、その後、ドイツ1部のアインハルト・フランクフルトへ移籍した。
ドイツでの活躍を経て、ついにフランクフルト時代より年俸が下がるのを承知で念願のスペイン移籍を果たす。
ついにスペイン移籍決定!日本人の鬼門のリーグで活躍
乾貴士はスペインのエイバルへ移籍。
移籍金30万ユーロはエイバルの選手として最高額でした。
移籍金もさることながら活躍できるのかという懐疑論の方が多かったように思う。
過去スペインでプレーした日本人は城彰二、大久保嘉人、中村俊輔、家長昭博、他にも多数いたが、目立った活躍ができず鬼門のリーグであった。
日本人は活躍できないのではないかと思われていた。
見事その流れを断ち切ったのが乾です。
目の覚めるようなドリブルはスタジアムを熱狂させ、スペインサッカーが合っていることを証明した。
活躍できた要因としては、その技術もさることながら、最初の移籍先がバスク地方のエイバルであったこともある。
なぜならバスク地方の特徴が内向的、勤勉等、比較的日本に近かったからです。
一方、次の移籍先ベティスはアンダルシア地方にあり、バスク地方とは反対の特徴を持っている。
まとめ
2018/2019シーズンより活躍の場を新天地に移すが、その前にまずは、日本代表としてワールドカップで活躍を期待したい。
そして新天地で新しい文化に早く慣れ、チーム内の厳しい競争を勝ち抜き、レギュラーの座をつかみ取り、チームをチャンピオンズリーグに導いてもらえればと思う。