2019年6月1日から15日、フランスで開催される第47回トゥーロン国際大会にU22日本代表が出場します。
同大会はU23世代が対象となる大会です。
2020年の東京オリンピックを控えている為、チームの強化と選手選考を踏まえ、大会に臨むことになるでしょう。
5月23日から6月15日はU20ワールドカップが開催され、A代表は6月14日から7月7日に開催されるコパアメリカに参加します。
それぞれの世代で世界大会が目白押しです。
日本代表はどのようなメンバーで臨むのでしょうか、トゥーロン国際大会とはどんな大会でしょうか。
トゥーロン国際大会組み合わせ決定!3連覇中のイングランドと同組
第47回トゥーロン国際大会の組み合わせは下記の通りとなっています。
日本は強豪国ひしめくグループに入りました。
中でもイングランドは同大会3連覇中の強豪です。
グループA
イングランド
チリ
日本
ポルトガル
グループB
フランス
ブラジル
グアテマラ
カタール
グループC
バーレーン
中国
アイルランド
メキシコ
各グループ1位と2位グループの1位、4チームが準決勝に進出します。
トゥーロン国際のメンバー発表!小川航基や伊藤達哉ら選出?オリンピックへ競争激化
2019年5月17日、トゥーロン国際に出場する日本代表のメンバーが発表されました。
東京オリンピックに向けてこれまで選ばれていたメンバーや初選出のメンバーもいます。
メンバーは下記をご確認下さい。
東京オリンピック世代には他にも多数メンバーがおり、同時期に行われるコパ・アメリカに参加する日本代表に選ばれる可能性があります。
そして、東京オリンピックに向けては、U20日本代表のメンバーからも選ばれる選手が出てくることでしょう。
すでに、メンバー入りにむけて、激しい競争が始まっています。
今回トゥーロン国際に参加するメンバーに選ばれた選手の中では、17歳で選出されたサガン鳥栖の松岡大紀選手や、この世代のエースフォワードである小川航基選手、ハンブルガーSV所属の伊藤達哉選手らの活躍に期待したいと思います。
トゥーロン国際の初戦イングランドと対戦!日本代表が勝利?ゴールは誰
2019年6月1日、トゥーロン国際大会に出場するオリンピック世代のU22日本代表はU20イングランド代表と対戦しました。
フォーメーションは3-4-2-1を採用し、先発メンバーは下記となっています。
この世代のエースFWジュビロ磐田所属の小川航基選手や、川崎フロンターレ所属で期待の若手ボランチ、20歳の田中碧(タナカアオ)選手が先発に連ねました。
U22日本代表は立ち上がりから積極的に攻撃しますが、なかなか得点を奪えずにいるとU20イングランド代表に先制点を奪われてしまいました。
しかしながら、後半に大南拓磨選手が先制点、その後、長沼洋一選手が追加点を奪い、2対1で勝利しました。
初戦をなんとかものにしたU22日本代表は6月4日、中2日でU22チリ代表と対戦します。
U22チリ代表は初戦、U19ポルトガル代表に1対0で勝利しています。
中2日の試合となるので、U22日本代表はメンバーを大きく入れ替えるのでしょうか。
第2戦U22チリ代表に大勝!グループリーグ突破へ?旗手ハットトリック
トゥーロン国際大会第2戦、U22日本代表はU22チリ代表と対戦しました。
初戦から先発メンバーを大きく入れ替えました。
初戦勝利したチーム同士の対戦となりましたが、この試合はU22日本代表がU22チリ代表を圧倒します。
前線の3人が躍動し、旗手玲央選手がハットトリック、岩崎悠人選手が2点、三笘薫選手が先制点の1点とすべての得点をたたき出しました。
試合は6対1でU22日本代表が勝利しています。
第3戦U19ポルトガルと対戦!敗戦するもグループリーグ首位で予選突破
第3戦U22日本代表は、ここまで1勝1敗のU19ポルトガル代表と対戦しました。
引き分け以上でグループリーグ突破が決まる試合です。
第2戦からメンバーを大きく入れ替えて試合に臨みます。
U22日本代表は、U19ポルトガル代表の堅い守備に苦しみ、なかなか得点を奪えませんでした。
後半40分にカウンターから1点を奪われ、そのまま0対1で敗戦しました。
他会場の結果からU22日本代表、U19ポルトガル代表、U22チリ代表が2勝1敗で並びましたが得失点差でU22日本代表のグループリーグ突破が決まりました。
トゥーロンで快挙!準決勝メキシコ代表に勝利!決勝戦へ
トゥーロン国際大会の準決勝でU22日本代表はU22メキシコ代表と対戦しました。
U22日本代表のシステムは3-4-3で、先発メンバーは下記となりました。
点取り屋、旗手玲央選手を1トップに採用しました。
U22メキシコ代表は、Cグループをアイルランド代表と同勝ち点ながら2位で通過してきたチームです。
要注意は、前回大会得点王のFWエドゥアル・アギーレ選手です。
前半は両チーム得点がなく0対0で折り返しましたが、後半は試合が動きます。
メキシコに先制された後、相馬勇紀選手の得点で追いつきました。
後半41分に、要注意のエドゥアル・アギーレ選手に決められ、1対2とされます。
後半44分、途中出場のエースFW小川航基選手が、GKとの1対1を制し、見事、同点弾を決めました。
試合はそのまま、PK戦に突入、5人全員が決めたU22日本代表が5対4で見事、勝利を収めました。
決勝戦は、グループBを圧倒的な強さで勝ち上がり、15得点0失点のU22ブラジル代表との対戦となります。
今後に向けた、非常に重要な一戦となります。
トゥーロン決勝!日本代表PK戦で敗退?小川航基が同点ゴール
トゥーロン国際大会決勝戦で初優勝を目指しU22日本代表はU22ブラジル代表と対戦しました。
ブラジル代表はトゥーロン国際大会で8回の優勝回数を誇ります。
先発メンバーをご紹介します。
U22日本代表は立ち上がりからU22ブラジル代表の猛攻にさらされます。
何とか攻撃を食い止めるものの、セカンドボールをことごとく拾われ、ボールを持てばU22ブラジル代表の厳しいチェックにさらされます。
そして、前半19分、U22ブラジル代表に先制点を奪われます。
それでもU22日本代表は、後半39分ロングボールからエースFW小川航基選手が難しいシュートをブラジルゴールに突き刺します。
後半は、左サイドに入った相馬勇紀選手の積極的な攻撃参加により、U22日本代表の攻撃が活性化します。
そして90分で1対1のまま決着がつかず、PK戦に突入します。
U22ブラジル代表は5人が全員決めて、U22日本代表は最後のキッカーが止められ、4対5で惜しくも敗れてしまいました。
この世代には東京オリンピックでの活躍を期待したいと思います。