2019年4月AFCアジアチャンピオンズリーグでプレーする日本人選手が脚光を浴びています。
かつて浦和レッズ、アビスパ福岡でプレーしていたことのある邦本宜裕(くにもとたかひろ)選手です。
現在21歳と東京オリンピック世代の選手になります。
現在は、韓国Kリーグの慶南FCでプレーしています。
邦本宜裕選手はAFCアジアチャンピオンズリーグ、鹿島アントラーズ戦で決勝ゴールを決め、一躍脚光を浴びるようになりました。
そんな邦本宜裕選手のこれまでの活躍と邦本宜裕選手がプレーするKリーグについてご紹介したいと思います。
邦本宜裕は素行不良でアビスパ福岡を退団?再起を目指し韓国へ!悪童が東京五輪へ
邦本宜裕選手は北九州市出身ですが、中学時代にさいたま市に転向し、浦和レッズユースに加入しました。
ペトロヴィッチ監督に才能を認められ、16歳でトップチームデビューし、天皇杯ではゴールも決めています。
しかしながら、2年ほどで浦和レッズを退団し、2015年1月アビスパ福岡に加入しました。
アビスパ福岡では2016年シーズンJ1で20試合に出場し、1ゴールを挙げています。
2017年5月秩序風紀を乱す行為があったとしてアビスパ福岡から契約解除されました。
2018年韓国に渡り、拾ってくれた慶南FCに入団しました。
2018年シーズンは30試合に出場し、4ゴールを挙げる活躍をし、チームをAFCアジアチャンピオンズリーグ出場へと導きました。
慶南FCは昇格組ながら2位に入るサプライズを起こしています。
2019年シーズンは2018年シーズン得点王のFWマルコンが抜け、邦本宜裕選手はチームでエース級の活躍をしています。
2019年4月24日現在、Kリーグ11試合を消化し、2ゴール4アシストの活躍です。
邦本宜裕選手が再起したのはキム・ジョンブ監督と出会ったこと、チームのスタイルにフィットしたことが大きいと言われています。
得意のドリブルで相手を翻弄し、正確なパスでチャンスを数多く演出しています。
ポジションはボランチがメインですが、攻撃を得意としています。
邦本宜裕選手は東京オリンピックに選ばれるでしょうか。
韓国Kリーグ1とは?日本のJリーグと比較すると!アジアチャンピオンズリーグで活躍
Kリーグ1には12チームが所属しています。
12チームがホームアンドアウェーの3回戦の総当たりを行った後、上位と下位6チームによる順位決定リーグ(どちらかのホームで1回対戦)を行います。
2018年シーズンは、全北現代モータースが優勝、慶南FCが2位、蔚山現代FCが3位でした。
この3チームとFAカップ優勝の大邱FCが、2019年アジアチャンピオンズリーグに出場しています。
Kリーグには韓国のような育成組織があまりなく、高校・大学・実業団から入団する選手が多いようです。
また、年棒がJリーグの方が高いため、Jリーグに移籍する韓国人選手が多いです。
実際の年俸を比較してみると、Jリーグの平均年俸はアジア3位の約3,500万円、Kリーグはアジア4位に約1,450万円です。
アジア1位は中国の約1億1,600万円、2位はサウジアラビアの5,600万円になります。
観客動員数は、過去5年平均(2013年から2018年)で、J1リーグはアジア2位の1万8,227人、Kリーグはアジア4位の7,104人強です。
アジア1位は、中国スーパーリーグの2万2,594人になります。
一方で、AFCアジアチャンピオンズリーグで最多優勝回数を誇るのは韓国の11回です。
続く2位は日本の7回です。
実績では韓国が上回っていますが、これからもライバル同士しのぎを削って、アジアサッカーのレベルの底上げをはかって欲しいと思います。
まとめ
近年、日本のJリーグで活躍する韓国人は非常に多い印象ですが、日本人はあまりKリーグで活躍していない印象です。
かつては高萩洋次郎選手や家長昭博選手がプレーしていたこともありますが、長くは活躍できていません。
邦本宜裕選手は、韓国Kリーグにフィットしているようですので、このまま活躍して、更に上のレベル、ヨーロッパに移籍して活躍して欲しいと思います。