立会外分売をご存知でしょうか?
立会外分売は新規株主を増やすことを目的として、企業が保有する株式を証券取引所の取引時間外に売り出す取引です。
メリットは2つあります。
1つ目は購入手数料が0円で入手できます。
2つ目はディスカウント価格で購入できます。
通常は前日の終値より3%前後安く購入することができます。
但し、次の点にご注意下さい。
仮に買えたとしても取引開始後に株価が下がることがあります。
申込者が多い場合は抽選で配分されることがあります。
デイトナはジャスダックから東証1部を目指す!東京個別指導学院は株価が下落し立会外分売中止
2586 フルッタフルッタ
ブラジル産フルーツ「アサイー」などを輸入・販売する企業です。
マザーズ上場企業です。
2018年12月10日「株式の立会外分売に関するお知らせ」を発表しました。
1.分売予定株式数 95,000株
2.分売予定期間 平成30年12月20~平成30年12月27日
3.実施の目的 分布状況の改善および株式の流動性向上
フルッタフルッタの発行済株式数、純利益予想を使って1株益をご紹介します。
1.発行済株式数 1,949千株
2.2019年3月純利益予想 -395百万円
3.1株益 -202.7円 (純利益÷発行済株式数)
今回、95,000株発行するので、1株益が-193.2円に上がります。
下記のチャートを確認していただくと分かりますが、12月10日立会外分売発表当日の終値500円から12月11日終値460円と株価は下がりました。
《画像元:四季報オンライン》
7959 オリバー
業務用インテリア大手企業です。
企画・納入・施工まで展開しています。名証2部上場企業です。
2018年12月10日「株式の立会外分売に関するお知らせ」を発表しました。
1.分売予定株式数 142,000株
2.分売予定期間 平成30年12月18~平成30年12月21日
3.実施の目的 分布状況の改善および株式の流動性向上
オリバーの発行済株式数、純利益予想を使って1株益をご紹介します。
1.発行済株式数 12,976千株
2.2019年10月純利益予想 1,550百万円
3.1株益 119.5円 (純利益÷発行済株式数)
今回、142,000株発行するので、1株益が118.2円に下がります。
下記のチャートを確認していただくと分かりますが、12月10日立会外分売発表当日の終値1,998円から12月11日終値1,945円と株価は下がりました。
《画像元:四季報オンライン》
6580 ライトアップ
ITを活用した中小企業向け経営コンサルや経営支援ソフトの卸売りを手掛ける企業です。
マザーズ上場企業です。
2018年12月11日「株式の立会外分売に関するお知らせ」を発表しました。
1.分売予定株式数 145,000株
2.分売予定期間 平成30年12月18~平成30年12月20日
3.実施の目的 分布状況の改善および株式の流動性向上
ライトアップの発行済株式数、純利益予想を使って1株益をご紹介します。
1.発行済株式数 2,903千株
2.2019年3月純利益予想 278百万円
3.1株益 95.8円 (純利益÷発行済株式数)
今回、145,000株発行するので、1株益が91.2円に下がります。
下記のチャートを確認していただくと分かりますが、12月11日立会外分売発表当日の終値1,535円から12月12日終値1,452円と株価は下がりました。
《画像元:四季報オンライン》
4745 東京個別指導学院
個別指導塾を首都圏中心に直営展開する企業です。
東証1部上場企業です。
2018年12月11日「株式の立会外分売に関するお知らせ」を発表しました。
1.分売予定株式数 1,160,000株
2.分売予定期間 平成30年12月17~平成30年12月21日
3.実施の目的 分布状況の改善および株式の流動性向上
東京個別指導学院の発行済株式数、純利益予想を使って1株益をご紹介します。
1.発行済株式数 54,291千株
2.2019年2月純利益予想 1,835百万円
3.1株益 33.8円 (純利益÷発行済株式数)
今回、1,160,000株発行するので、1株益が33.1円に下がります。
下記のチャートを確認していただくと分かりますが、12月11日立会外分売発表当日の終値1,263円から12月12日終値1,066円と株価は大きく下がりました。
それを受けて、立会外分売は中止となりました。
《画像元:四季報オンライン》
7228 デイトナ
独立系の2輪車部品・用品メーカーです。
ジャスダック上場企業です。
2018年12月12日「株式の立会外分売に関するお知らせ」を発表しました。
1.分売予定株式数 100,000株
2.分売予定期間 平成30年12月19~平成30年12月25日
3.実施の目的 ジャスダックから東証1部市場への市場変更を目指しており、その形式要件充足の為、株式の流動性向上および株主数増加並びに株式分布状況の改善を図るものです。
デイトナの発行済株式数、純利益予想を使って1株益をご紹介します。
1.発行済株式数 3,604千株
2.2018年12月純利益予想 365百万円
3.1株益 101.3円 (純利益÷発行済株式数)
今回、100,000株発行するので、1株益が101.0円に下がります。
下記のチャートを確認していただくと分かりますが、12月12日立会外分売発表当日の終値1,200円から12月13日終値1,247円と株価は上がりました。
《画像元:四季報オンライン》
※当ブログに書かれていることは個人的な見解に基づくものであり、100%正確であるとは限りません。くれぐれも投資は自己責任でお願いします。