立会外分売をご存知でしょうか?
立会外分売は新規株主を増やすことを目的として、企業が保有する株式を証券取引所の取引時間外に売り出す取引です。
メリットは2つあります。
1つ目は購入手数料が0円で入手できます。
2つ目はディスカウント価格で購入できます。
通常は前日の終値より3%前後安く購入することができます。
但し、次の点にご注意下さい。
仮に買えたとしても取引開始後に株価が下がることがあります。
申込者が多い場合は抽選で配分されることがあります。
立会外分売!儲かるか儲からないか?システム情報の株価は
3677 システム情報
システム情報は金融・通信向けに業務ソフトを受託開発している企業です。
純利益は増加傾向で、2018年9月25日にジャスダックから東証2部へ市場変更したところですが、下記発表をしました。
2018年11月9日「株式の立会外分売に関するお知らせ」を発表しました。
1.分売予定株式数 350,000株
2.分売予定期間 平成30年11月16日~平成30年11月21日
3.実施の目的 東証2部から東証1部への市場変更準備を目指しており、その形式要件充足の為、株式の流動性向上および株主数増加並びに株式分布状況の改善を図る
システム情報の発行済株式数、純利益予想を使って1株益をご紹介します。
1.発行済株式数 11,835千株
2.2019年9月純利益予想 730百万円
3.1株益 61.7円 (純利益÷発行済株式数)
今回、350,000株発行する予定の為、1株益が59.9円に下がります。
下記のチャートを確認していただくと分かりますが、11月9日立会外分売発表の翌日は前日終値1,530円から11月12日終値1,428円と株価は下がりました。
《画像元:四季報オンライン》
6099 エラン
エランは介護施設・病院の入所者に衣料等のレンタルや日用品を提供する事業を展開しています。
東証1部上場で、純利益は増加傾向、2018年12月期も最高益予想を上乗せしました。
2018年11月9日「株式の立会外分売に関するお知らせ」を発表しました。
1.分売予定株式数 662,000株
2.分売予定期間 平成30年11月28日~平成30年12月4日
3.実施の目的 株式分布状況の改善、流動性向上
エランの発行済株式数、純利益予想を使って1株益をご紹介します。
1.発行済株式数 15,070千株
2.2018年12月純利益予想 820百万円
3.1株益 54.4円 (純利益÷発行済株式数)
今回、662,000株発行する予定の為、1株益が52.1円に下がります。
下記のチャートを確認していただくと分かりますが、11月9日立会外分売発表の翌日は前日終値3,180円から11月12日終値3,325円となんと株価は上がりました。
《画像元:四季報オンライン》
7833 アイフィスジャパン
アイフィスジャパンは投信関連の印刷・配送が主力の企業です。
東証1部上場で、2018年12月期も好調に推移しています。
2018年11月9日「株式の立会外分売に関するお知らせ」を発表しました。
1.分売予定株式数 450,000株
2.分売予定期間 平成30年11月27日~平成30年11月30日
3.実施の目的 株式分布状況の改善、流動性向上
アイフィスジャパンの発行済株式数、純利益予想を使って1株益をご紹介します。
1.発行済株式数 10,242千株
2.2018年12月純利益予想 507百万円
3.1株益 49.5円 (純利益÷発行済株式数)
今回、450,000株発行する予定の為、1株益が47.4円に下がります。
下記のチャートを確認していただくと分かりますが、11月9日立会外分売発表の翌日は前日終値742円から11月12日終値711円と株価は下がりました。
《画像元:四季報オンライン》
※当ブログに書かれていることは個人的な見解に基づくものであり、100%正確であるとは限りません。くれぐれも投資は自己責任でお願いします。