立会外分売をご存知でしょうか?
立会外分売は新規株主を増やすことを目的として、企業が保有する株式を証券取引所の取引時間外に売り出す取引です。
メリットは2つあります。
1つ目は購入手数料が0円で入手できます。
2つ目はディスカウント価格で購入できます。
通常は前日の終値より3%前後安く購入することができます。
但し、次の点にご注意下さい。
仮に買えたとしても取引開始後に株価が下がることがあります。
申込者が多い場合は抽選で配分されることがあります。
立会外トレードは事業法人の持ち合い株式などを、個人投資家に売却する取引です。
立会外分売!マネジメントソリューションやオリバーは東証への市場変更目指す
7033 マネジメントソリューションズ
マネジメントソリューションズは企業のプロジェクトに対し、プロジェクトマネジメント支援サービスを提供する企業です。
マザーズ上場です。
2019年3月14日「株式の立会外分売に関するお知らせ」を発表しました。
1.分売予定株式数 150,000株
2.分売予定期間 平成31年4月2~平成31年4月5日
3.実施の目的 市場第一部への市場変更における形式要件の充足を図るとともに、株式の分布条件の改善及び株式の流動性向上
マネジメントソリューションズの発行済株式数、純利益予想を使って1株益をご紹介します。
1.発行済株式数 1,822千株
2.2019年10月純利益予想 291百万円
3.1株益 159.7円 (純利益÷発行済株式数)
今回、150,000株発行するので、1株益が147.6円に下がります。
下記のチャートを確認していただくと分かりますが、3月14日立会外分売発表の翌日は前日終値5,890円から3月15日終値5,870円と株価は下がりました。
《画像元:四季報オンライン》
4718 早稲田アカデミー
早稲田アカデミーは難関中高の進学塾「早稲田アカデミー」を運営しています。
東証1部上場です。
2019年3月15日「株式の立会外分売に関するお知らせ」を発表しました。
1.分売予定株式数 80,000株
2.分売予定期間 平成31年3月25~平成31年3月27日
3.実施の目的 株式の分布条件の改善及び株式の流動性向上
早稲田アカデミーの発行済株式数、純利益予想を使って1株益をご紹介します。
1.発行済株式数 8,334千株
2.2019年3月純利益予想 1,047百万円
3.1株益 131.4円 (純利益÷発行済株式数)
今回、80,000株発行するので、1株益が130.1円に下がります。
下記のチャートを確認していただくと分かりますが、3月15日立会外分売発表の翌日は前日終値1,413円から3月18日終値1,367円と株価は下がりました。
《画像元:四季報オンライン》
7959 オリバー
オリバーは業務用インテリア大手の企業です。
名証2部上場です。
2019年3月19日「株式の立会外分売に関するお知らせ」を発表しました。
1.分売予定株式数 36,000株
2.分売予定期間 平成31年4月4~平成31年4月9日
3.実施の目的 東証一部における形式要件の充足を図るとともに、株式の分布条件の改善及び株式の流動性向上
オリバーの発行済株式数、純利益予想を使って1株益をご紹介します。
1.発行済株式数 12,976千株
2.2019年10月純利益予想 1,550百万円
3.1株益 152.0円 (純利益÷発行済株式数)
今回、36,000株発行するので、1株益が151.4円に下がります。
下記のチャートを確認していただくと分かりますが、3月19日立会外分売発表の翌日は前日終値1,988円から3月20日終値2,170円と株価は上がりました。
《画像元:四季報オンライン》
3985 テモナ
テモナは健康食品など定期購入に特化。
EC事業者支援サービスやWeb接客システムを提供している企業です。
マザーズ上場です。
2019年3月20日「株式の立会外分売に関するお知らせ」を発表しました。
1.分売予定株式数 260,000株
2.分売予定期間 平成31年4月5~平成31年4月11日
3.実施の目的 東証一部における形式要件の充足を図るとともに、株式の分布条件の改善及び株式の流動性向上
テモナの発行済株式数、純利益予想を使って1株益をご紹介します。
1.発行済株式数 10,866千株
2.2019年9月純利益予想 213百万円
3.1株益 19.1円 (純利益÷発行済株式数)
今回、260,000株発行するので、1株益が151.4円に下がります。
《画像元:四季報オンライン》
※当ブログに書かれていることは個人的な見解に基づくものであり、100%正確であるとは限りません。くれぐれも投資は自己責任でお願いします。