2018年6月8日、日本代表はスイス代表と親善試合をした。
ワールドカップ前の最後の2戦の内の1つの戦いです。
仮想ポーランドと思っていたら、仮想コロンビアのようでした。
スイス代表の早い寄せに日本代表は苦戦した。
パス回しを主体に戦う日本代表としては、やはり寄せが早い相手に対してまだまだ精度が足りないという印象です。
2本、3本とパスがつながっても、それ以上パスがつながらない。
やはりより多くのパスをミスなくつなげていけるようにならないと本大会でも苦しいのではないかと思われる。
スイス代表はヨーロッパ予選をどのように勝ち上がってきたのか、どんな選手がいるのか確認したい。
ヨーロッパ予選グループリーグを2位、そしてプレーオフから本大会へ!
2018ワールドカップヨーロッパ予選はグループBに所属。
ポルトガル、ハンガリー、フェロー諸島、ラトビア、アンドラと対戦した。
そのグループBを9勝1敗、勝点27で首位のポルトガルと同率ながら得失点差で2位となった。
唯一の敗戦はポルトガル戦、最終戦で負けた。
ポルトガルとの差は下位チームとの対戦での得点力の差と思われる。
そして、プレーオフに回り、北アイルランドとの対戦を経て、本大会出場を果たした。
4大会連続のワールドカップ出場です。
ワールドカップではグループEに所属、優勝候補ブラジル、コスタリカ、セルビアと同組です。
ヨーロッパ予選グループDを1位通過したセルビアとグループ2位を争う展開が想像される。
初戦でブラジルと当たるのが吉とでるか凶と出るか。
スイス代表にはどんな選手がいるのか?シェルダン・シャキリ!
シェルダン・シャキリは身長169cm、体重72kgと小柄ながら、ついついそのがっちりした体に目が行ってしまう選手です。
左利きで、きれのあるドリブル、正確なパスが持ち味で、右サイドを持ち場としてプレーする。
かつてバイエルン・ミュンヘンにいたが、バイエルン・ミュンヘンでは目立った活躍はできず、現在はイングランドのストークシティでプレーしている。
そしてスイスの10番グラニト・ジャカはイングランドのアーセナル所属。
スイス代表の中盤、試合をコントロールする役割を担うが、アーセナルではプレースタイルに評価が得られていない感じです。
スイスの守護神、GKロマン・ビュルキ。
香川真司のいるドイツのボルシア・ドルトムントでプレーしている。
長い手足で好セーブを連発する印象です。
最後は、日本戦でPKを獲得したブレール・エンボロ。
ドイツのシャルケ04でプレーする選手です。
吉田麻也が倒したという判定であったが、誤審と思う。
エンボロはアフリカ系の選手で、ドリブルで積極的に仕掛けていた。
日本代表がワールドカップ本大会で注意したいプレーで、今回の対応は反省点の一つです。
まとめ
スイス代表が日本戦で、しっかりと前からプレスをかけていたのが印象的です。
そしてサイドから積極的に仕掛けていて、さすがワールドクラスのチームといった印象です。
冒頭にも書きましたがこういったプレッシャーの中でいかにミスなくつないでいけるかが日本のカギです。
そういえば、スイスリーグの話になりますが、同リーグは10チームがシーズン4回ずつ対戦し、優勝を争う珍しいリーグです。
かつては久保裕也(ヤングボーイズ)、柿谷曜一朗・中田浩二(バーゼル)がプレーしていました。